DIF 花屋の草の根勉強会 ダイアローグ・イン・フラワー

2011年、4月20日から始まった、目的を持たない対話だけの花の勉強会です。主宰は東京・三鷹の花屋コクリコ・ガーデン店主 川口信也。毎月一度、水曜日の夜8時30分から10時30分、東京板橋市場の仲卸フラワーロードさんの前で行っています。参加は自由ですが、事前に連絡をいただいています。

2012年12月13日木曜日

第20回目のダイアローグインフラワー DIF20いたばし  花屋の草の根懇話会のおしらせ


第20回目は2013年1月16日(水)に開催いたします。基本の第2水曜日です。

時間20:30~22:30(終了は時間厳守でやっています。だらだらやりませんので安心を) 寒いので寒冷地仕様で! 

場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、5分間プレゼンテーション「ボイス」の第一部、 第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。あなたの参加をずっと待っています。

他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

感性だけでなく「ことば」にする。言語化してみる。 たったの5分話すだけです。

ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

 草の根勉強会の定員は8名です。参加費は無料。

筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜です。毎月一度行っています)。

 花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。 仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。

 dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。

 【 フェイスブックでも参加を募っております 】

https://www.facebook.com/events/139503019534926/

第19回目のダイアローグ・イン・フラワー DIF19いたばしが行われました


第19回目のダイアローグ・イン・フラワー DIF19いたばしが行われました

平成24年12月12日水曜日、第19回目のDIF、今年最後の会が行われました。

DIF19の参加者は、マツヤマ、川口、稲毛と、前回に引き続いての参加、「麦わらの(冬場は毛糸帽の)」有山さんの4名でした。板橋市場、21時を回るとかなり冷気が滞留してました。

● 第一部ボイス 5分間プレゼンテーション

マツヤマ:    一年を振り返り、フェイスブックの特長と可能性について話した。ニュースの発信の他にいろいろやってきたことの成功と失敗について話した。話し言葉、書き言葉における「コード・スイッチング」という技術について実例をいくつか取り上げてこれからもうすこし掘り下げていくつもりであることを紹介した。
 
稲毛:     3年目に入った「横山園芸」さんのダイアモンドリリーフェアについて話した。結果がどうあれ、継続することで成功につながるということがわかった取り組みになった。主に、鉢物を提案しているが、昨年、一昨年に購入された方のリピートが少なくない。ダイアモンドリリーは、毎年同じ時期に花芽が上がってくるので、販売開始を自らお知らせするサインになっている。

年末商戦は、客数に変化はあまりないが、あきらかに、客単価が下がっている。5000円のシクラメンをギフトに使ってくださっていたお客様が、今年は3000円台になっている。シンビジュームについても同じ。

今、手応えを感じている商品に「プランツアレンジメント」がある。オーナメントなどをつかってアレンジ、ラッピングして提案している。


有山:     iPadミニを手に、最近の仕事や人とのつながりをプレゼンテーションした。今、「小パッド」と言われる「7インチサイズのタブレット端末」が面白い。コートのポケットにもはいるし、カバンにも入れやすい。何より軽く、LTE対応機種で動きもよかったです。

前回に引き続き、あらためてこの3年ほどの活動からつながりを得た仕事をはなしてくれました。造園関連のネットワークから周辺視野を広げてあらたな活動が生まれています。

川口:     今日は、3つの話を丁寧にされた。まず、店を移って、新しいお客様との出会いが非常に面白くなっている。小さな花屋の醍醐味。面白さ。「ひとりひとりの人と人の関係をたいせつに仕事をする」と強く意識するようになって、お客様ひとりひとりがよく見えるようになってきた。「あんばい」がひとりひとり違う。「距離感」と言ってもいい。手さぐりしながらお客様とのちょうどいい距離をさがし、ぴったり決まるととても気持ちがいい。とにかく会話の中からお客様に気持ちのいい時間を過ごしてもらいたい。(後半には、お客様との1対1の会話について具体的に「間」のとり方、間合いの詰め方といった話を「剣道」の立ち会いと比較しながら話してくれました。呼吸法とか・・・最初の声掛けをなんと呼びかけるか・・・)

ふたつめは、FFCNの活動を振り返って。このごろ、フェイスブックや仲間の間で「チーム」ってなんだろうか、という話が出てきている。いわゆる「なかよしグループ」と「チーム」のちがいってなんだろうか。先日、ラジオで、大リーグの話を聞いてなるほど、と思ったことがある。それは、アメリカのプロ野球は、シーズンごとにチームがつくりあげられ、シーズン終了とともに終わる、っていうことだ。日本だと、巨人軍の選手はみなチームメイト、という印象がある。ところが、アメリカは違う。高度で多様な能力を持つプロ選手が優勝という一つの目的に向かって監督のもとに集められる。FFCNも同じように、プロジェクトやイベントごとに「チーム」を編成するがいい。目的と期間を明確にしてFFCNメンバーを核にしてもっと外の人も交えながらイベントを作り上げたり、交流会を企画したりしていく。

3つ目は原発のこと。今、いろんな情報があるけれど、自分の中ではマスメディアへの信頼がすごく低下している。今、重視しているのは、ネットとラジオ情報だ。それらをどう見極めてどう考えていくかがとても大事になっていると思う。


● 第二部シェア キーワードを決めて、フリートーク

TEDの動画「イノベーションはどんなふうに始まり、どのように発展していくのか」を7インチタブレットで見ながら、感じたことを話した。

最初に手を挙げるもの、そこに集まるもの、さらにフォローしていくものそれぞれの役割や行動、考え方などについて自由に話した。言い出しっぺはとても重要だが、そこに集うフォロワーこそ、言い出しっぺのリーダーと同じくらい重要だということ。そしてその後のフォロワーは、最初のフォロワーの真似をする(リーダーの真似ではない、フォロワーの真似。つまり参加の仕方を見ているということ)、ということが大切な視点だと確認した。まさに、自分たちが失敗を繰り返しながら進んできた道を示している。

川口氏は、今度は自分が「バカ」になるんじゃなくて、「バカ」の最初のフォロワーになる、と話していました。

このあと、では、自分たちはどういうことをやるか、どうなったらいいのか、っていうことについてひとりひとり話しました。花屋としてお客さんにとってどんなお店、役割を担いたいのか。

さてさて、19回繰り返してきたこのDIFも足掛け3年目に入っていきます。参加者はなかなか増えて行きませんけれど、実は、すごく、手応えを感じています。いつも同じメンバーだとつまらないので、できるだけ、初めて参加する、という方をいつも1人、2人来てもらえるように場所や時間も考えていこうと思っています。

※ 次回のDIF20は、2013年1月16日水曜日 。申し込みはフェイスブックならば、こちら。
https://www.facebook.com/events/139503019534926/

2012年12月6日木曜日

DIFで、対話(ダイアローグ)の基礎体力をつけましょう!

対話(ダイアローグ)の基礎体力をつけよう!周辺視野を広げましょう!

●今回の読書会の資料はこれです。

平田オリザ 『わかりあえないことから_コミュニケーション能力とは何か』
http://amzn.to/YNAVcH

「会話」「対話」「対論」を題材に、対話の基礎体力づくりに関して、こんなことが書かれています。
https://www.facebook.com/greenwingsjapan/posts/546841292011755

コミュニケーションの問題について、平田オリザさんは、伝える技術がないのではなくて、「伝えたい」という欲求がおきていないことに問題があると指摘しています。

では、その「伝えたい気持ち」を呼び起こすためにはどうすればいいのでしょうか。

平田さんは、「伝わらない」ということを経験するほかないのではないか、と言っています。

DIFは、たしかに、その「伝わってないな・・・」ということがよくわかる経験をします。その積み重ねが、話す力、対話する力に変わっていくことを実感しています。

2012年12月4日火曜日

第19回目のダイアローグインフラワー DIFいたばし  花屋の草の根懇話会のおしらせ


第19回目は2012年12月12日(水)に開催いたします。基本の第2水曜日です。

時間20:30~22:30(終了は時間厳守でやっています。だらだらやりませんので安心を)  

場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、5分間プレゼンテーション「ボイス」の第一部、 第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。あなたの参加をずっと待っています。

他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

感性だけでなく「ことば」にする。言語化してみる。 たったの5分話すだけです。

ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

 草の根勉強会の定員は8名です。

参加費は無料。

筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜です。毎月一度行っています)。

 花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。 仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。

 dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。

 【 フェイスブックでも参加を募っております 】
https://www.facebook.com/events/415695325170356/

第18回目のダイアローグ・イン・フラワーいたばしが行われました

平成24年11月28日水曜日、第18回目のDIFも寒さの中、無事終了。

28日は、板橋でデザインコンテストとデモンストレーションが行われ、いつになくにぎやかな板橋市場でした。3階の仲卸中央部で展示されている作品を見学させていただきました。

DIF18の参加者は、マツヤマ、川口の両名と、初めて参加の「植木屋」、有山茂寿(しげかず)さんの3名でした。稲毛さんは、ビッグな仕事が入ったらしく大量の花鉢を配達とのことで結局、終了時間までに間に合いませんでした。

● 第一部ボイス 5分間プレゼンテーション

マツヤマ:  植物の奇跡を信じる
 どんな年齢の人でもある日、植物に目覚めたりします。美しいなと思い、不思議だなと思い、知りたくなる。知りたくなると好きになります。ずっと、勉強して、なお、まだまだ不思議がつきません。国立科学博物館で仕事をしていた若い頃のエピソードや最近知った植物の「EOD反応」の不可思議さについて語りました。不思議さを伝えられる「プラントハンター」や「フラワーアーチスト」たちの活躍とつい最近聞いたばかりの雑誌「フローリスト」主催セミナーのお話をしました。NHKスーパープレゼンテーションのシェリー・タークルさんの話をしました。話すことの重要性について語りました。

川口:  社会的に弱い立場の人、花を買いたくても買えない人がいる
 近況を話したあと、要介護5というお母さんと過ごす時間について話し、その経験からさまざまなことに気づき、感じ取っている。いままで見えなかった社会の不条理、問題について考えるようになった。介護が必要なひとは、ほんの数センチの段差を自分で超えることができなかったりする。かつては、小さな子どもが自分のお小遣いをもって来られる花屋をめざしたけど、今は、車いすの人も花を買いに来れるバリアフリーなお店にしたい。でも、それには店の改造も必要で手を入れなければならない場所がいくつもある。
 花で暮らしを豊かにする。もうお金で買えるものはみんな持っている人たちのための最高のぜいたくな時間をつくる・・・こうした部分も花にはあるけれど、自分は、花が必要な人はもっと他にいて、そういうひとのなかには、買いたくても買えない人もいる。飾りたくてもそれが許されない人たちがいる。こうした人たちにどうやったら花をとどけることができのか、それを考えたいと話した。それは、ビジネスとして考えるのか、ボランティア、イベントとしてやるのかもよく考えていきたい。

有山さん: 造園関連の世界から幅広く多くの人とつながり自分の世界を広げたい
 植木の栽培、流通を手がける会社で20年以上の経歴。平成22年ごろから外に出て行こうと考え植木の輸出入関連や農水省、JFMAなどの関連イベントに顔を出すようになった。フラワバレンタインにも積極的に協力、震災後は、ただちに行動し、花の力プロジェクト、さくら並木プロジェクトなどに参加し、いずれも重要な仕事をしてきた。(麦わら帽子がトレードマークでだれからも愛される有山さんです)若いいけばな作家とも知り合い、いけばなの世界と植木、造園の世界の境界部分であたらしいものをつくるような夢を描いている。
 最近では、知り合いに誘われ池袋の会議室で朝の7時30分から8時30分まで行われる「朝活 アサカツ」にも顔を出している。

● 第二部シェア キーワードを決めて、フリートーク

話題の「農水省がすすめるMPS型(シール表示)日持ち保証販売」の是非を語るフェイスブックの議論について話した。シール型日持ち保証をパパママストアで行うことはありえないため、もっと自分たちが「どうなりたいのか」をことばにして話し、それを具体的にやっていくことを考えた。FFCNでは、「おもしろ保証」といったイメージでいくつかのアイデアをやっていこうと話したそうだ。農水省は、生販連携・花育(吉田室長)、産地表記(志村室長)、そして日持ち保証販売(表室長)、フラワーバレンタイン(佐分利室長)と数年ごとに取り組みを変えてやってきた。日持ち保証販売は、どのくらいの定着があるだろうか。

「楽しい」と「楽(らく)」は別なこと。 新聞にあった鹿島茂先生の一文を取り上げた。夏目漱石の文明論だった。日本人は、楽しいことがかならずしも楽なことと結びついていない。むしろ、ものすごく努力して求道するところがある。花を買って飾るのは「簡単」「テマ要らず」「水替え不要」といった考え方ははたして花を楽しむことにつながっているんだろうか?もっと、所作、ふるまいと花に触れることを連動したほうがたのしいんじゃないだろうか?こころにあたえるよい影響がたくさんあるんじゃないだろうか?そんな話をしました。

シェリー・タークルが語っていた、「オンラインペルソナ」「アローン・トゥゲザー」ということばや、SNSの短い文章のやりとりでは本当のコミュニケーションにはならない、といったことを話しました。DIFの意義。人が集まって、よく話す、よく聞く環境を用意することについて話しました。フラワートークナイトの意義についてあらためて話しました。

「福島に咲くすべての花をひとつひとつ残らず全部数えて記録しろ」というスローガンについて話しました。 壊れやすいもの、はかないもの、弱いものに強さを求めるのではなく、壊れやすいもののまま、はかないもののまま、弱いままに尊重する社会をたいせつに考えたいね、と話しました。

園子温監督の「数」という詩をもとに考えました。
https://www.facebook.com/greenwingsjapan/posts/375880499172080

※ 次回のDIF19は、12月12日水曜日 いっちにいっちにです。




2012年10月30日火曜日

第18回目のダイアローグインフラワー DIFいたばし  花屋の草の根懇話会のおしらせ

【 第18回目のダイアローグインフラワー DIFいたばし  花屋の草の根懇話会のおしらせをします 】


 DIFは、花に関わる人たちが、毎月一度集まって、膝をつき合わせて話ができる場所を用意しています。気軽に深く、話をしましょう。

 第17回目は2012年11月28日(水)に開催いたします。いつもは第2水曜日ですが、11月は勤労感謝の日をはずして、第4週目にします。

時間20:30~22:30  

場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、5分間プレゼンテーション「ボイス」の第一部、 第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。

他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

感性だけでなくことばにする。 たったの5分話すだけです。

ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

 草の根勉強会の定員は8名です。

参加費は無料。

筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜です。毎月一度行っています)。

 花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。 仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。

 dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。

 【 フェイスブックでも参加を募っております 】

https://www.facebook.com/events/521452777883546/

第17回目のダイアローグ・イン・フラワーいたばしが行われました


第17回目のダイアローグ・インフラワーいたばしが10月24日日水曜日の夜、いつものように行われました。10月は、幕張でのIFEX、フラワートークナイトなどがあり、24日の開催となりました。

川口、稲毛、マツヤマのほかに、今回も、栃木県上三川(かみのかわ)からスイートピー生産者の角田盛一さんと、群馬県藤岡市の切り花シンビジューム生産者の関根洋一さんが来てくれました。


第1部 ボイス

マツヤマ:
人間の進化の歴史と脳の発達、消費行動と脳内物質の関係についてざっと話をしました。

川口:
店を新しい場所に移転して、地域のコミュニティのようすや店の今について話をしました。

角田さん:
農家のモチベーションについて話をされました

関根さん:
ここ数年の夏の暑さ、秋の高温をうけて生産に努力していることを話されました。

稲毛:
仕入れと品ぞろえについて話をしました


第2部 シェア

● IFEXの専門セミナーで聞いた話をまとめてマツヤマが話しました。小さなお店がどのように売上げをV治回復したのか、船井総研の光田先生のお話しをまとめてシェアしました。

● 先の話から「ポイントカード」の利用法についてその要点を話し合いました。川口さんが実践しているとてもスマートなアイデアがあることが分かりました。ポイントカードというより、ずばり、スタンプカードの使い方、という内容でした。

● IFEXの際に行われた「フラワートークナイト」の感想をそれぞれ話しました。また来年のぜひやっていただきたい会です。

● 「季素編み研究会」から「季素研究10月号」を配布し10月、神無月にまつわるトピックスについて少し話をしました。

● 次回は、11月28日に同じ場所、同じ時間で開催することになりました。


【 補足 】 書き残していたことをメモします (11月6日)


● 川口  

  三鷹市のなかで店を移った。三鷹はサラリーマンが多く住む都市だが、コミュニティの性格は、以前と今の場所では大きく違う。今度の場所には土地に根付いたつきあいがある。高齢者も多い。コミュニティ、隣人付き合いには、求心力と遠心力が両方はたらく。(つながりたい気持ちとめんどうだと思う気持ち)

  花屋として地域のひとびとのつながりをつくれるようになりたい。そのためにきっかけになるようなことはどんなことがあるだろうか?それを考えている。「試飾」というアイデアがあることを聞いた。やってみようかと思っている。

● 稲毛

 市場には、それぞれに性格と違いがあることがわかった。使い勝手がわかってきた。仕入れをもっと考えていきたい。

市場の相対でも面白い仕組みを持っている市場がある。「在宅せり」の利用も積極的にやっていきたい。 


● 角田

土地にはそこで暮らしている人にしかわからないような気候分布がある。(「微気候」っていうやつか)宇都宮から小山の間が気温が低いが、上三川地域はそれよりさらに2度ほど低くなる。冬場、夜はマイナス10度まで下がることがある。寒暖の差があってそれを花づくりに上手に生かしたい。

とにかく、夏の暑さ、残暑の厳しさが数年続くようになってきていて温暖化を感じる。去年と同じことをしない。毎年、何かしら施設への投資も含めて暑さ対策、よい花をつくるための対策を考えていこうと思っている。今年から種まき時期(夏場)に遮光ネットを張った。


● 関根

夏の暑さが増していることに同感。残暑もひどい。夜温が下がらないと(シンビジウムの)花が咲いても、収穫後、水を吸い上げない。毎年苦労している。長野にある種苗会社の試験場でも夏の暑さでだいぶ問題が出たという。これからよくなると思えない。注意が必要だ。(関根さんのところも関東だが、冬場はマイナス8度、9度まで下がる夜がある。)

施設の温度は上げる方法はいろいろあるが、下げる方がたいへん。台風も心配だし、最近は「爆弾低気圧」「竜巻」も悩まされている。













2012年9月6日木曜日

第17回ダイアローグインフラワーいたばし開催のお知らせ




【 第17回ダイアローグインフラワーいたばし開催のお知らせ 】


 第17回目のダイアローグインフラワーDIFいたばし  花屋の草の根勉強会のおしらせをします。

 DIFは、花に関わる人たちが、毎月一度集まって、膝をつき合わせて話ができる場所を用意しています。気軽に深く、話をしましょう。

 第17回目は2012年10月24日(水)に開催いたします。いつもは第2水曜日ですが、10月はフラワートークナイトやIFEXなどのイベントが目白押しなので、第4週目にします。

時間20:30~22:30  

場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、5分間プレゼンテーション「ボイス」の第一部、 第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。

他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

感性だけでなくことばにする。 たったの5分話すだけです。

ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

 草の根勉強会の定員は8名です。

参加費は無料。

筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜です。毎月一度行っています)。

 花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。 仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。

 dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。

 【 フェイスブックでも参加を募っております 】

https://www.facebook.com/events/225900924201990/

第16回目のダイアローグ・イン・フラワーいたばしが行われました


第16回目のダイアローグ・インフラワーいたばしが9月5日日水曜日の夜、いつものように行われました。

川口、稲毛、マツヤマのほかに、今回は、栃木県上三川(かみのかわ)から駆けつけてくれたスイートピー生産者の角田盛一さんが参加。今シーズンの種まきは、つい昨日終了したとのこと。また、群馬県藤岡市の切り花シンビジューム生産者の関根洋一さんが来てくれました。

川口氏は、20年続けたお店を同じ市内に移転、住居を兼ねる「コクリコ・ガーデン」として新たなスタートを切っています。あらためて花屋をやることの意味を家族で考えたと話しました。花屋としてお客さまを迎え、やるべきあたりまえのこと、そういうことをいろいろと考える機会になった。お客さまは、店舗が変わっても注文をくださる人が多いという。涙が出るほど有難い。新しいお客さまに向けても、花屋としての情報発信、コミュニケーションを一からやっていく。それは今、いちばんおすすめしたい花を意識して置くこと。楽しみ方や飾り方を伝える。そういうところから始める。おすすめを持つ、ということは、おすすめの背景があるということ。ますます、花屋としての「背骨」を鍛える。とにかく楽しんでやっていきたい。

角田さんは、自家製のブルーベリーを大量に持ってきてくれた。今年は豊作。スイートピーについては、昨日、ちょうど種まきを終えたと話す。スイートピーの種まきは一年でもっとも暑い時期に行われる。体力的にもつらい時期だ。人間にもつらい時期は植物も同じ。生育初期の栽培管理には気を使う。一昨年は失敗した。もう二度と失敗を繰り返さないように対策を取って周到にやっている。一方で、スイートピー以外についてはいろいろと試行錯誤を繰り返しながらチャレンジしている、今年のひまわりは手かがりをつかめた。

DIFには、「四方よし(買い手よし、作り手よし、世間よし、売り手よし)」についてあらためて考えるために来た。今日は、障がい者の雇用をつくり出す農業のセミナーを受けてきた。非常に大きな興味を持っている。

関根さんは、地域の農事組合の話をされた。もともとは、地域の農作業を共同でやっていくための運営組織だったが、今は、その役割も大きく変わった。とにかく高齢化が印象に残る、と話した。仕事をしていくうえで、どこに人生の目的を見出すのかはとても重要だ。言い換えると、どこにしあわせを感じていくのか、どんな暮らしを望むのか。

稲毛氏は、このところ毎年夏に行っている長期の農家研修。今年は福島県二本松市の武藤さんのところでお世話になった。作業をともにしながら、農家として人間としての考え方を学んだ。武藤さんは昨年来の困難な状況のなかで深くものごとを見、考えて乗り越えようとしている。

マツヤマは、311以降に変わってきた価値観について話した。先日の月刊「フローリスト」無料セミナーの話をしながら、花屋の役割、強みについて思うことを話した。

後半は、前半の「5分間スピーチ」から出てきた「キーワード」を取り上げてフリーに話していった。


● 花屋の楽しさってなんだろうか。  

人に認められること、ほめて貰えること、感謝されることというのは、はたらくことの基盤になっていることに気づいた。一人のお客さんのまわりにたくさんの人がつながっている。


● 消費税の引き上げをどう見るか。どう対応するか。

かなり意見が割れた。「デフレの中の消費税引き上げはいままで経験したことのない苦難となる」という見方に対して、「消費税は悪いだけではない。まわりまわって生活者に還元される。国の財政が多少なりともよくなれば、消費マインドも変わる」

● 男が花屋にいるのは、とても恥ずかしい。まるでデパートの女性下着売り場に迷い込んだ気がする。

男の花贈りをバレンタインデーだけに限定せずに、一年中考えていくべき。初めて花を買う経験を上手に演出すべき。 草食系男子の入店率が上がってきている。多肉、ミニ観葉が人気。若い夫婦が毎週花を買いに来る。だんなさんが「今週のラッキーカラーは黄色らしいから黄色系で花束を」などと会話するようになってきた。。

● その他、季素編み研究会から「季素研究8月号」配布。二十四節気と旧暦の話。月読みプロジェクト。浮世絵の判じ絵と江戸庶民の楽しみ方について。

● 10月11日の「フラワートークナイトライブ2012」のお知らせ などなど


次回は10月24日水曜日に。いつもの場所、いつもの時間に!






2012年7月26日木曜日

第16回ダイアローグインフラワーいたばし開催のお知らせ


【 第16回ダイアローグインフラワーいたばし開催のお知らせ 】

 第16回目のダイアローグインフラワーDIFいたばし  花屋の草の根勉強会のおしらせをします。

 DIFは、花に関わる人たちが、毎月一度集まって、膝をつき合わせて話ができる場所を用意しています。気軽に深く、話をしましょう。

 第16回目は2012年9月5日(水)に開催いたします。いつもは第2水曜日ですが、9月は敬老の日、お彼岸商戦が近いので、第1水曜日とさせていただきます。(8月はおやすみしました)

時間20:30~22:30  

場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、5分間プレゼンテーション「ボイス」の第一部、 第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。

他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

ことばの花束づくり。 たったの5分話すだけです。

ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

 草の根勉強会の定員は8名です。

参加費は無料。

筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜です。毎月一度行っています)。

 花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。 仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。

 dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。

 【 フェイスブックでも参加を募っております 】

https://www.facebook.com/events/178712718928399/

第15回目のダイアローグ・イン・フラワーが行われました


第15回目のダイアローグ・インフラワー板橋市場が7月25日日水曜日の夜、いつものように行われました。

稲毛、マツヤマのほかに、今回は、福島県二本松市から駆けつけてくれた切り花生産者の武藤政仁さんが参加。また、群馬県藤岡市の切り花シンビジューム生産者の関根洋一さんが来てくれました。

みんなよく知っているメンバーです。ただ、あらためてお話を聞くと、新しい発見があり、今夜もやってよかったなと思いました。面白かったです。


マツヤマ

今夜は、日本に最初にチューリップの球根がやってきたのはいつか?日本で最初にチューリップの花を咲かせたのはいつだったのか?球根栽培が始まったのはいつどこでか?といった話をしました。花の歴史を物の動きから追うのではなく、「人物」にスポットをあてて編成するとすごく面白く語れるのではないかと思います。

稲毛氏

話がすごく上手になってきています。今夜は3つのテーマで話をしました。ひとつは、仏花を買いに来てくれるお客さまへの新しいサービスを考えたいということ。二つ目はグリーンカーテンの今年の状況。それを踏まえた来年への布石のうちかた。三つ目は仕入れの新しい取り組みを考えている、というような内容でした。

武藤氏

まず、近況をうかがいました。今夜はチューリップの歴史が話題になったので、武藤さんの花作りの個人史を話していただきました。工業系の学校を出て機械畑の仕事についたのですが、オイルショックをきっかけに実家での農業を継ぐことを決めました。そのときに、お父さんがやっている野菜作りとは違うものをやろうと、ちょうど出始めたスプレーマムをつくってみます。昭和40年代の後半から50年代の話です。最初にできたマムは自然開花にまかせたので、11月頃収穫になり、満開出荷で、市場の人を驚かせた(悪い意味で)そうです(笑)。「こんなものをつくるなら、畑の脇にコスモスでも植えといた方がいい値段になるぞ」と言われました。

そんなときに、「農耕と園藝」誌のスプレーマムのシェード栽培特集に出合い、お盆に合わせて花を咲かせられる人がいることを知り、いてもたってもいられずに、夜行列車を乗り継いで豊川まで教えを請いに飛んでいきました。いわゆるアポなしで出かけ、たのみこんで、直接いろいろなことを教えてもらったのだそうです。そして教えられたとおりにやりました。花はお盆に間に合って市場に持っていくことが出来ました。それを見たセリ人はとても驚いたそうです。当時のセリ人は、きっちりと問題を指摘すると同時に、良い物は市場としてちゃんと支援してくれました。

その後、精興園の展示会に出掛けたり、よい品種苗を扱うために地元生産者によびかけ、部会をつくったりと大活躍。一人の若者は多くの人と関わりながら、成長していきます。

そんなお話しを愉しく聞かせてもらいました。


関根氏

昨年、血を吐くような苦しい思いをしながら、新たな独立グループとして「上州の蘭2011」という出荷団体を設立し動き出しました。一年を経てまずまずの滑り出しです。この夏は、気を引き締めて、品質をよりしっかりとしたものにするために圃場に張り付いています。植物をよく見て手当をしているところです。天候の条件もよく、ここまでは、とても順調に木が育ってきています。



後半は、今年の6、7月の市場流通の状況とその原因についていろいろ話を聞きました。そして、この状況下でどのように対応したのか、また、これからどういうふうに対応していくのか話を聞かせてもらいました。

地方の暮らし、都市の暮らしと花の役割について話しました。経済がどんどんと成長していくということがもはや考えられない今、自分たちのめざしていく暮らし、「幸福感」をどこに基準として持っていくか考えました。

消費税が引き上げられるこれから先のことについてどのように対策を考えているか、すこしアイデアを話しました。


最後に、武藤さんがもってきてくれたおいしい福島産の桃を分けていただきました。ありがとうございます。



次回のDIF板橋は、8月をお休みして、9月5日(水曜日)の夜、いつものように8時30分から10時30分ということに決めて解散しました。






2012年6月14日木曜日

第15回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです


【 第15回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ 】

 第15回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。

 DIFは、花に関わる人たちが、毎月一度集まって、膝をつき合わせて話ができる場所を用意しています。気軽に深く、話をしましょう。

 第15回目は2012年7月25日(水)に開催いたします。いつもは第2水曜日ですが、7月は東京がお盆のため、第4水曜日とさせていただきます。

時間20:30~22:30  

場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、5分間プレゼンテーション「ボイス」の第一部、 第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。

他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

花屋のソーシャル・ラーニング たったの5分話すだけ。

ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

 草の根勉強会の定員は8名です。

参加費は無料。

筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜です。毎月一度行っています)。

 花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。 仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。

 dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。

 【 フェイスブックでも参加を募っております 】

http://www.facebook.com/events/386739764716687/

第14回目のダイアローグ・イン・フラワーが行われました


第14回目のダイアローグ・インフラワー板橋市場が6月13日日水曜日の夜、いつものように行われました。川口、稲毛、マツヤマのほかに、今回は、三重県から駆けつけてくれた鉢物生産者の佐野拓也さんが参加、非常に締まった内容のある会となりました。面白かったです。

花の価値ってなんだ?それをお客さんに伝えるには何から始めればいいか。そんな話が中心となりました。いつも、時間ピタリと終わることで話し足りないまま、あれこれ独りで考えることが面白いです。要らない要素を削ぎ落としたらほんとに伝えたいメッセージが、見えてくるのかなと思っています。

話の流れの中で、個々の事例を語り合う場面と、それが何を意味しているかについてポイントを抽出する場面がある。いずれも問いの形で切り替えされるのですが、それが、とてもうまくいったのではないかと思います。

個々の具体的な事例は、参加者それぞれの経験に基づくもので、自分ではまったく知り得ない経験だったりします。想像もできない世界です。ただ、これをえんえんと話していくと、貴重な2時間がすぐに終わってしまい、よくある雑談と同じような結果となります。途中途中で、問いの形で考える視点を切り替えることがとても重要なのだとわかってきました。

こうした話の切り替えを「チャンクアップ」「チャンクダウン」と呼ぶ参考書もあります。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20090619/161526/
http://www.c-coach.jp/learn/card05.html

昨日は、「花の価値って何だろう」といきなり大きなかたまりに挑戦したので、まず、参加している4人の顔を見て、「鉢物と切り花とどっちが好きか」「お客さんに話をするときに、どっちのほうが、説明することが多いか?」といった問いから始めてみました。



「鉢物」を売る場合と、「切り花」を売る場合を比較すると、どっちが説明する時間が長いか?これは、ほんとに、鉢物のほうが、話すことがたくさんある、という結論になりました。つまり、コミュニケーションのタネになる話題がいっぱいあるのが鉢物だと。

では、なぜ、鉢物ではそういうことになり、切り花ではそうならないのか?

また、

なぜ、切り花の勉強会(デザイン講習会含む)は、いっぱい企画され、花屋が集まるのに、鉢物の勉強会はほどんど企画されず、(要するに、花屋が集まらない=興味がない)勉強する機会がないのか?

いずれにしても、自分の店のお客さんの立場に立って考えた時に、どのようなコミュニケーションの方法があるのか、考えることはいっぱいあるし、また、どのように、店のスタッフ、店主がお客さんとの関係を深めていくための学びの場を用意できるのか?

そんな話を4人でしました。要点が分かれば、それに向かって進むだけです。

200円の苗を2個売るのに30分も話をしている。1万円の花束を買って貰うお客さんには、用途と使いたい花を聞いて、「30分後にご用意いたします」、手渡すときは、「ありがとうございました」で一瞬。 何がいいたいかというと、1万円の花束は、お客様とのコミュニケーション形成には難しい商品だと言うこと。苗ものは、価格は安いけれど、お客さんとの関係性をつくるには非常に重要な価値がある。200円の苗を買うお客さんをどう他の機会に結びつけられるか?鉢物を買うお客さんと切り花を買うお客さんは別なグループなのかもしれないが、ほんとうにそうか? 「試飾」は試してみたのか?

お客さんとしゃべってばかりで、仕事にならない、っていうのが、よく聞かれます。しかし、ものを売るには、まず関係性をつくっていかないと話にならない。とくにこれからは。しゃべってばかりでは問題なのであるならば、どんなふうにコミュニケーションをはかるか、ここにマネジメントのしがいがあります。ロールプレイングをしたり、バーテンダーに来てもらったりして勉強するなどいいかもしれません。

花屋の売り場とは、コミュニケーションするためにある。

量販店の売り場は180°真逆で、コミュニケーションをゼロに近くもっていくために売り場を構成してある。最大公約数でつくられている。だから、コミュニケーションを避けたい人が来る。あまり話したくない人、自分でじっくり選びたい人、急いでいる人。売り場のことを分かっている人。

こうした人たちとは異なる人が花屋の店頭にはやってくる。それは、「濃い接客をする」という意味ではなく、ひとりひとりに合った接客をする。それが、セルフ売り場ではない花屋の店頭ではできる。

稲毛氏のお店には、窓の外に、グリーンカーテンのミニ見本園が準備されている。基本のゴーヤの他に、おすすめのつる性植物をいろいろと植え込む。ここは、スタッフにも芽をピンチしたり、肥料をやってもらい、みんなで、作業ポイントを覚え、お客様にアドバイスできるようにしている。見本があれば、語れる。見本があれば、売れる。来年の注文まで取ってしまう。

佐野氏の知人にこんな園芸屋さんがいる。最初は、自分の子どもが通う幼稚園の花壇に色を添えたくて苗を持って行って子どもたちと一緒にお話をしながら植え込んだ。翌年も春になると先生に声掛けられて植え込んだ。次の年は、先生が転任されそこでもやった。気づくと地域の何校もの花壇を植え込むようになっていた。費用は実費くらいしかいただいていないが、今も生き生きと植え込みに行っている。彼はこうした活動を花育とは呼んでいない。当たり前のことをやっているだけだ。時間をかけてつくりあげる人間関係は強い。関係づくりからは利益は生まれないけれど人間関係から得られる利益は計り知れない。

タネ、苗、鉢、一年草、多年草。私たち花屋が扱っているものは、収穫物。当たり前のように扱っているものの価値を支えているのは、生育にかかる時間や育ててくれた人たちの心と技。そこに秘密がたくさんある。売れるものだけを追いかけていくと次々と新しいものが必要になる。だけど、収穫される前の全ての工程を学べば、そこに、新たな価値が見えてくる。見えると新たな価値のサイクルも見えてきそうだ。


川口氏の一言。花の価値は、一人一人の心が決める。

と、いうことは、まず、私たちが、価値を見いだし、一人一人にもっと深く分け入らないとね。

川口氏、曰わく。私たち花屋は、日の当たるところにさらに陽を当てるようなしごとばかりしてやしないか?ほんとうは、陽の当たらないところにこそ光は必要なのに、そうなっていないことにすら気づいていないのかもしれない。




2012年5月24日木曜日

第14 回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです

【 第14回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ 】

 第14回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。

 DIFは、花に関わる人たちが、毎月一度集まって、膝をつき合わせて話ができる場所を用意しています。

 第14回目は2012年6月13日(水)に開催いたします。。 

時間20:30~22:30  

場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場 

いつものように、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、プレゼンテーション「ボイス」の第一部、 第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。 

初めての参加者をいつも募集しています。

他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

花屋のソーシャル・ラーニング たったの5分話すだけ。

ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

 草の根勉強会の定員は8名です。

参加費は無料。

折りたたみのイス(なければないなりにやれますから大丈夫)と筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜です。毎月一度行っています)。

 花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。 仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。

 dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。

 【 フェイスブックでも参加を募っております 】

http://www.facebook.com/events/281124121983379/

第13回目のダイアローグ・イン・フラワーが行われました

第13回目のダイアローグ・インフラワー板橋市場が5月23日日水曜日の夜、いつものように行われました。

今回は、稲毛さんが仕事の都合で参加できず、川口さん、マツヤマの2名の参加で、恒例となりました対談の形式になりました。

 例によって5分間スピーチ、「自己紹介のアップデート」からスタート。今、直面していること、困難や喜びについて話をしました。

川口さんは、お母さんの介護のこと、お店のことなどを話し、マツヤマは、「非社会性の心理学」から思うことを話しました。

 川口さんは、自分が店を始めてから3年目にJFTD花キューピットに加盟してから十七年ぶりに今年退会し、久しぶりに自分のお店の注文だけの母の日を経験しました。大きな変化の中にいます。
そんななかで、「生業(なりわい)」としての生花店のしごとについて色々考えたそうです。

 中根東里という江戸中期の陽明学者のこんなことばをそらんじてみせてくれました。 

「きこりは山にとり、漁夫は海に浮かぶ。 人、各々の業を楽しむべし。」

 ○ 介護の現場 求められる花や緑をどんなふうに持ち込むか

 ○ 多店舗展開の花ビジネス、小売りのシステムと個人店がその土地で長く店を続けていくことの意味あいの違いについてどう考えているか。

 ○ 生業(なりわい)を楽しむとはどういうことなのか

 ○ 中根東里の陽明学がいう「知行合一(ちぎょうごういつ)」ということについて

 ○ 花屋の「当たり前」ってどういうことか 

○ 品質保持剤をあえて使わないことで、花と向き合う人の心にどんな情感がうまれるか

 ○ ここ数年間のFFCNの活動を振り返って、どんなメッセージが心に残ったか。

 ○ 花を供える。仏壇やお墓で。 花は「あなたのことをずっと私は忘れません」「あなたのことを思い出す」「あなたと共に生きている」ということを表わすものなんだと思うと川口さん。

 ○ 加藤諦三さんのいう「非社会性」の根っこにあるものはなんだろうか 

○ 「非社会性」に対して植物ができることはなんだろうか 

○「レディメイド」ではなく、ひとりひとり、ひとつひとつ。力を与えたり、ミラクルを起こしたりすることをこころに誓うなら何をすべきか。

※レディメイドの花、レディメイドの接客、ゲームみたいな花屋のサービス、システムで行われる対応・・・こうした商品やサービスで人は勇気づけられたり、元気をもらえたりするんだろうか。もっと花が生かされる方法が、個人店ではできるのではないか。

 ○ ソーシャル・ラーニングの可能性と注意したいこと  「生意気にならないように」

 ○ スマホのアプリ、電子書籍の利用について(川口さんとマツヤマはまったく同じ機種を使っています)

 最後に、季素編み研究会の活動として、月刊季素研究5月号を読み合わせし、いくつかの話をした。
山形在住の軽部氏からは20ほどの季素を提出してもらっている。
川口さんは、麦秋ということばを取り上げた。その後22時30分少し前に終了、解散した。

 ※ 次回は、6月第2水曜日の夜、すなわち6月13日水曜日の夜に第14回目のDIFを行うことになっています。

2012年4月17日火曜日

第13 回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです

【 第13回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ 】


第13回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。

DIFは、花に関わる人たちが、毎月一度集まって、膝をつき合わせて話ができる場所を用意しています。


第13回目は2012年5月23日(水)に開催いたします。2年目の最初の会となります。

時間20:30~22:30  場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

いつものように、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、プレゼンテーション「ボイス」の第一部、

第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

花屋のスローラーニング たったの5分話すだけ。ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!


草の根勉強会の定員は8名です。参加費は無料。折りたたみのイスと筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜ですが5月は変則で4週目)。


花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。

仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。


dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。


【 フェイスブックでも参加を募っております 】
http://www.facebook.com/events/209529672489753/

第12回目のダイアローグ・イン・フラワーが行われました

第12回目のダイアローグ・インフラワー板橋市場が4月11日水曜日の夜、いつものように行われました。

 前回同様、とめさん、マツヤマの2名の参加で、対談形式になりました。

 前回は、とめさんの「東京事変の解散でもうたいへん」という話を聞かされましたので、今回は、マツヤマが時間の割り当てを多くいただいてかなりお話をさせていただきました。

 4月ということもあり、花き業界の新人教育をどうすすめればいいか、ということについてわりと時間を割いて話しました。花の仕事は、実際に花を使って商品をつくったり、材料を集めて管理できなければなりません。まさに職人の世界です。また、営業や、接客、企画提案まで行い、最近では生産者との共同企画や異業種の方々とのコラボレーション、社会的な視点を持った活動もあります。こうした多様なしごと新人に身に付けていってもらえるか、その心得や、いかなる順番で教えていくのか。学ぶもの、教えるものの関係性についてあれこれ語りました。

誠文堂新光社から発売された「ラッピング本」をもとに、花を包み、リボンを掛ける基本について話しました。

3月の後半にあった有楽町の桜のイベントのこと、小原流家元の個展を見ての感想を話しました。

 とめさんからは、3月のしごとが、非常に好調だったこと、いそがしくて目が回るほどだったことなどの話を聞きました。たしかに、3月の回より、顔やからだが、がひきしまっていました。

 とめさんは、ここ数年、自分のお店とお客様との関係を少しずつつなぎ直す活動を地道にやってきてそれが結果として出て来ているようです。本人も自覚的にそこに向けてがんばっていると話しています。

 これから夏に向けてガーデン関連の引き合いが増えてきていると言います。とくに、昨年多くの人がチャレンジした「緑のカーテン」は、今年も挑戦しようと考えている人がかなりいるようです。

 この冬はとても寒く、雪がふったりしたこともあり、庭の植物にもかなりのダメージがあったようです。植物の植え替え需要が出て来ているといいます。

 シンビジウムの植え替え講座は三重の生産者・講師 佐野さんをゲストに迎えお客様向けの講習会を開く予定があるそうです。

後半、時間をとって、「季素編み研究会」季素研究4月号を読み合わせしました。


○ 次回は、母の日の関係があり、第4週目の水曜日、5月23日の夜に開催します。

○ 今回でダイアローグインフラワー板橋市場は、まる1年を迎えました(8月がお休み)。2年目も着実に膝をつき合わせ、花屋哲学を磨いて行きたいと考えています。

○ 話したいことがあったら、ぜひ、ダイアローグインフラワーを思い出して、板橋市場に来てみてはいかがでしょうか。

2012年3月15日木曜日

第12回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです

【 第12回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ 】


第12回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。

DIFは、花に関わる人たちが、毎月一度集まって、膝をつき合わせて話ができる場所を用意しています。


第12回目は2012年4月11日(水)に開催いたします。ちょうど1年が経過する区切りの会となります。

時間20:30~22:30  場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場


いつものように、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、プレゼンテーション「ボイス」の第一部、


第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。


初めての参加者をいつも募集しています。他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。


花屋のスローラーニング たったの5分話すだけ。ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!


昼間は暖かくても夜になると市場はそうとう寒いので、暖かい格好を用意してきてください。


草の根勉強会の定員は8名です。参加費は無料。折りたたみのイスと筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜)。


花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。

仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。


dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。


【 フェイスブックでも参加を募っております 】
http://www.facebook.com/events/368167573204054/

第11回目のダイアローグ・イン・フラワーが行われました

3月1日木曜日、第11回目のダイアローグインフラワーが行われました。参加者2名でした。

● ひなまつりのディスプレイについて話しました。「つるし雛」はスペースを上手に使えるということがわかりました。

● 「春一番はいつ吹くか」というクイズをずっと継続して行ってきていて、毎年100通を超える応募を得ているという話がでました。※今年は北陸で吹きましたが、関東地区はまだのようです。このまま春分でタイムオーバーになりそうな感じもあります。

● 地域SNSの面白さについて話しました。前回はじめての参加だったけれど、だんだんと面白さがひろがってきたようすを聞きました。

● 季節行事では、さまざまな植物、食品が「しつらえ」られ「おもてなし」され「ふるまわれ」ます。メインで使われる「主役」の素材に目が向きやすいものですが、実は「脇役」の意味がとても重要なのではないか?と話しあいました。たとえば、おめでたい席で出るお赤飯にする「あずき(ササゲ豆も)」、桃の節句の「菜の花」、端午の節句の「よもぎ」などです。

● 明治維新前後の状況をあらためて話しあいました。暦が大きく変わることと生活への影響のほかにも、廃仏毀釈、文明開化の名の下に行われた急激な近代化・・・江戸時代までつたわってきた日本人の暮らしの知恵が断絶していることをあらためて考えました。

● 日本の草地管理と利用の歴史について考えました。草地で保護・維持されてきた日本独自の草花について考えました。


※ 季素研究第3号を配布しました。それをもとに、2月の季素の編み方について振り返りました。

※ 次回4月のダイアローグインフラワーは、通常通り4月11日水曜日の夜になります。

2012年2月9日木曜日

第11回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです

【 第11回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ 】


第11回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。

DIFは、花に関わる人たちが、毎月一度集まって、膝をつき合わせて話ができる場所を用意しています。


第11回目は2012年3月1日(木)に開催いたします。

時間20:30~22:30  場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場


いつものように、まずは、10秒で自己紹介する「ジンギを切る」から始めます。そして、

ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、プレゼンテーション「ボイス」の第一部、

第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

花屋のスローラーニング たったの5分話すだけ。ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!


まだまだ寒いので、暖かい格好を用意してきてください。


草の根勉強会の定員は8名です。参加費は無料。折りたたみのイスと筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜・・・今回3月は変則です)。


花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。

仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。


dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。


【 フェイスブックでも参加を募っております 】
http://www.facebook.com/events/329786467059777/

第10回目のダイアローグ・イン・フラワーが行われました

2月8日水曜日、第10回目のダイアローグインフラワーが行われました。参加者3名でした。

● 「何かをやることでお客様の役に立つ」という発想を転換する。初心に戻って「お客様としっかりと会話してお客様ひとりひとりに対して何かできることがないか考え行動する」。自然体で臨む。そのためには十分に準備をし、意識して会話をしていく。

● 新規顧客は何かアクションを起こして集客するということも一つの方法だが、経験してきたことを振り返ってみると、お客様がお客様を連れてきてくれることが一番大切だと思う。店を助けてくれるのはお客様だけだ。

● 地域SNSの面白さについて話しました。

● 茶花と投げ入れについて話しました。

● 和紙の原材料から紙になるまでの行程と素材の取り扱いについて話しました。

● 「桃の力」からひな祭りを見直すことについて話しました。



※ 大正3年から6年にかけて(今から94年~97年前)の「切り花の水揚げ法」の解説書「最新実験 挿花水揚法」(著者は小林鷺州さん)という古書を実際に手にとって気づいたことをみんなで話し合いました。
  日本人が多様な植物をなんとか水揚げして生けたいと考えさまざまに工夫してきた歴史を思います。また、当時既にさまざまな園芸植物があったことにも驚かされました。

※ 季素研究第2号を配布しました。それをもとに、1月2月の季素の編み方について振り返りました。

※ 次回3月のダイアローグインフラワーは、変則で3月1日木曜日の夜になります。

2012年1月30日月曜日

第10回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです

【 第10回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ 】


第10回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。

DIFは、花に関わる人たちが、毎月一度集まって、膝をつき合わせて話ができる場所を用意しています。


第10回目は2012年2月8日(水)に開催いたします。

時間20:30~22:30  場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場


いつものように、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、プレゼンテーション「ボイス」の第一部、


第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。


初めての参加者をいつも募集しています。他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。


花屋のスローラーニング たったの5分話すだけ。ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!


そうとう寒いので、暖かい格好を用意してきてください。


草の根勉強会の定員は8名です。参加費は無料。折りたたみのイスと筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜)。


花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。

仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。


dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。


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2012年1月11日水曜日 第9回DIF3名で開催しました

2012年の最初のダイアローグインフラワーは、1月11日に行われました。

年末に第8回めを川口、マツヤマ二人で実施し一年間を振り返りました。

今年最初のDIFは、稲毛氏が参加し3名での年明けです。

それぞれの年末と年始の様子を話し今年一年の展望を語り合いました。

昨年末に「膝をつき合わせて」話すこと、また、

「膝をつき合わせて」話す内容についていろいろな示唆を得て、

ちょっとだけ前に進めた気持ちがします。

ダイアローグ・イン・フラワーは参加するメンバーによってそのときどきのテーマが、その場で決まっていきます。

小さな花屋が集まると、小さな花屋の仕事や将来への向かい方についての話が中心になっていきます。

仕事と夢の両方が花屋には必要ですから、毎月、話をし、また話を聞きながら自分の現在位置についてあらためて考えるよい機会だなと思ったりします。家の中のことや家族の話もしました。

マツヤマは、年明けから始めた「季素編み研究会」の活動方針について話をしました。

季素とは、季節感の素。宇宙に広がる星のようなものです。これを星座としてひとまとまりに見ていく作業が「季素編み」ということになります。宇宙には宇宙の摂理と法則がありますが、星座のまとめかたは、ひとりひとりが自分の使い勝手のよいように考えていくところにおもしろみがあります。

次回は、2月の8日水曜日(第二水曜日)になります。