DIF 花屋の草の根勉強会 ダイアローグ・イン・フラワー

2011年、4月20日から始まった、目的を持たない対話だけの花の勉強会です。主宰は東京・三鷹の花屋コクリコ・ガーデン店主 川口信也。毎月一度、水曜日の夜8時30分から10時30分、東京板橋市場の仲卸フラワーロードさんの前で行っています。参加は自由ですが、事前に連絡をいただいています。

2012年12月13日木曜日

第19回目のダイアローグ・イン・フラワー DIF19いたばしが行われました


第19回目のダイアローグ・イン・フラワー DIF19いたばしが行われました

平成24年12月12日水曜日、第19回目のDIF、今年最後の会が行われました。

DIF19の参加者は、マツヤマ、川口、稲毛と、前回に引き続いての参加、「麦わらの(冬場は毛糸帽の)」有山さんの4名でした。板橋市場、21時を回るとかなり冷気が滞留してました。

● 第一部ボイス 5分間プレゼンテーション

マツヤマ:    一年を振り返り、フェイスブックの特長と可能性について話した。ニュースの発信の他にいろいろやってきたことの成功と失敗について話した。話し言葉、書き言葉における「コード・スイッチング」という技術について実例をいくつか取り上げてこれからもうすこし掘り下げていくつもりであることを紹介した。
 
稲毛:     3年目に入った「横山園芸」さんのダイアモンドリリーフェアについて話した。結果がどうあれ、継続することで成功につながるということがわかった取り組みになった。主に、鉢物を提案しているが、昨年、一昨年に購入された方のリピートが少なくない。ダイアモンドリリーは、毎年同じ時期に花芽が上がってくるので、販売開始を自らお知らせするサインになっている。

年末商戦は、客数に変化はあまりないが、あきらかに、客単価が下がっている。5000円のシクラメンをギフトに使ってくださっていたお客様が、今年は3000円台になっている。シンビジュームについても同じ。

今、手応えを感じている商品に「プランツアレンジメント」がある。オーナメントなどをつかってアレンジ、ラッピングして提案している。


有山:     iPadミニを手に、最近の仕事や人とのつながりをプレゼンテーションした。今、「小パッド」と言われる「7インチサイズのタブレット端末」が面白い。コートのポケットにもはいるし、カバンにも入れやすい。何より軽く、LTE対応機種で動きもよかったです。

前回に引き続き、あらためてこの3年ほどの活動からつながりを得た仕事をはなしてくれました。造園関連のネットワークから周辺視野を広げてあらたな活動が生まれています。

川口:     今日は、3つの話を丁寧にされた。まず、店を移って、新しいお客様との出会いが非常に面白くなっている。小さな花屋の醍醐味。面白さ。「ひとりひとりの人と人の関係をたいせつに仕事をする」と強く意識するようになって、お客様ひとりひとりがよく見えるようになってきた。「あんばい」がひとりひとり違う。「距離感」と言ってもいい。手さぐりしながらお客様とのちょうどいい距離をさがし、ぴったり決まるととても気持ちがいい。とにかく会話の中からお客様に気持ちのいい時間を過ごしてもらいたい。(後半には、お客様との1対1の会話について具体的に「間」のとり方、間合いの詰め方といった話を「剣道」の立ち会いと比較しながら話してくれました。呼吸法とか・・・最初の声掛けをなんと呼びかけるか・・・)

ふたつめは、FFCNの活動を振り返って。このごろ、フェイスブックや仲間の間で「チーム」ってなんだろうか、という話が出てきている。いわゆる「なかよしグループ」と「チーム」のちがいってなんだろうか。先日、ラジオで、大リーグの話を聞いてなるほど、と思ったことがある。それは、アメリカのプロ野球は、シーズンごとにチームがつくりあげられ、シーズン終了とともに終わる、っていうことだ。日本だと、巨人軍の選手はみなチームメイト、という印象がある。ところが、アメリカは違う。高度で多様な能力を持つプロ選手が優勝という一つの目的に向かって監督のもとに集められる。FFCNも同じように、プロジェクトやイベントごとに「チーム」を編成するがいい。目的と期間を明確にしてFFCNメンバーを核にしてもっと外の人も交えながらイベントを作り上げたり、交流会を企画したりしていく。

3つ目は原発のこと。今、いろんな情報があるけれど、自分の中ではマスメディアへの信頼がすごく低下している。今、重視しているのは、ネットとラジオ情報だ。それらをどう見極めてどう考えていくかがとても大事になっていると思う。


● 第二部シェア キーワードを決めて、フリートーク

TEDの動画「イノベーションはどんなふうに始まり、どのように発展していくのか」を7インチタブレットで見ながら、感じたことを話した。

最初に手を挙げるもの、そこに集まるもの、さらにフォローしていくものそれぞれの役割や行動、考え方などについて自由に話した。言い出しっぺはとても重要だが、そこに集うフォロワーこそ、言い出しっぺのリーダーと同じくらい重要だということ。そしてその後のフォロワーは、最初のフォロワーの真似をする(リーダーの真似ではない、フォロワーの真似。つまり参加の仕方を見ているということ)、ということが大切な視点だと確認した。まさに、自分たちが失敗を繰り返しながら進んできた道を示している。

川口氏は、今度は自分が「バカ」になるんじゃなくて、「バカ」の最初のフォロワーになる、と話していました。

このあと、では、自分たちはどういうことをやるか、どうなったらいいのか、っていうことについてひとりひとり話しました。花屋としてお客さんにとってどんなお店、役割を担いたいのか。

さてさて、19回繰り返してきたこのDIFも足掛け3年目に入っていきます。参加者はなかなか増えて行きませんけれど、実は、すごく、手応えを感じています。いつも同じメンバーだとつまらないので、できるだけ、初めて参加する、という方をいつも1人、2人来てもらえるように場所や時間も考えていこうと思っています。

※ 次回のDIF20は、2013年1月16日水曜日 。申し込みはフェイスブックならば、こちら。
https://www.facebook.com/events/139503019534926/

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