三鷹の小さな花屋コクリコ・ガーデン店主、川口信也が主宰する花に関わる人たちの草の根の勉強会DIF(ダイアローグ・イン・フラワー)の活動を記録するサイトです。基本的に毎月第2水曜日の夜、板橋市場3F、フラワーロードさんの店の前をお借りして開催しています。参加はどなたでも自由です(要連絡)。
DIF 花屋の草の根勉強会 ダイアローグ・イン・フラワー
2011年、4月20日から始まった、目的を持たない対話だけの花の勉強会です。主宰は東京・三鷹の花屋コクリコ・ガーデン店主 川口信也。毎月一度、水曜日の夜8時30分から10時30分、東京板橋市場の仲卸フラワーロードさんの前で行っています。参加は自由ですが、事前に連絡をいただいています。
2012年9月6日木曜日
第17回ダイアローグインフラワーいたばし開催のお知らせ
【 第17回ダイアローグインフラワーいたばし開催のお知らせ 】
第17回目のダイアローグインフラワーDIFいたばし 花屋の草の根勉強会のおしらせをします。
DIFは、花に関わる人たちが、毎月一度集まって、膝をつき合わせて話ができる場所を用意しています。気軽に深く、話をしましょう。
第17回目は2012年10月24日(水)に開催いたします。いつもは第2水曜日ですが、10月はフラワートークナイトやIFEXなどのイベントが目白押しなので、第4週目にします。
時間20:30~22:30
場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場
ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、5分間プレゼンテーション「ボイス」の第一部、 第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。
初めての参加者をいつも募集しています。
他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。
感性だけでなくことばにする。 たったの5分話すだけです。
ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!
草の根勉強会の定員は8名です。
参加費は無料。
筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜です。毎月一度行っています)。
花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。 仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。
dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。
【 フェイスブックでも参加を募っております 】
https://www.facebook.com/events/225900924201990/
第16回目のダイアローグ・イン・フラワーいたばしが行われました
第16回目のダイアローグ・インフラワーいたばしが9月5日日水曜日の夜、いつものように行われました。
川口、稲毛、マツヤマのほかに、今回は、栃木県上三川(かみのかわ)から駆けつけてくれたスイートピー生産者の角田盛一さんが参加。今シーズンの種まきは、つい昨日終了したとのこと。また、群馬県藤岡市の切り花シンビジューム生産者の関根洋一さんが来てくれました。
川口氏は、20年続けたお店を同じ市内に移転、住居を兼ねる「コクリコ・ガーデン」として新たなスタートを切っています。あらためて花屋をやることの意味を家族で考えたと話しました。花屋としてお客さまを迎え、やるべきあたりまえのこと、そういうことをいろいろと考える機会になった。お客さまは、店舗が変わっても注文をくださる人が多いという。涙が出るほど有難い。新しいお客さまに向けても、花屋としての情報発信、コミュニケーションを一からやっていく。それは今、いちばんおすすめしたい花を意識して置くこと。楽しみ方や飾り方を伝える。そういうところから始める。おすすめを持つ、ということは、おすすめの背景があるということ。ますます、花屋としての「背骨」を鍛える。とにかく楽しんでやっていきたい。
角田さんは、自家製のブルーベリーを大量に持ってきてくれた。今年は豊作。スイートピーについては、昨日、ちょうど種まきを終えたと話す。スイートピーの種まきは一年でもっとも暑い時期に行われる。体力的にもつらい時期だ。人間にもつらい時期は植物も同じ。生育初期の栽培管理には気を使う。一昨年は失敗した。もう二度と失敗を繰り返さないように対策を取って周到にやっている。一方で、スイートピー以外についてはいろいろと試行錯誤を繰り返しながらチャレンジしている、今年のひまわりは手かがりをつかめた。
DIFには、「四方よし(買い手よし、作り手よし、世間よし、売り手よし)」についてあらためて考えるために来た。今日は、障がい者の雇用をつくり出す農業のセミナーを受けてきた。非常に大きな興味を持っている。
関根さんは、地域の農事組合の話をされた。もともとは、地域の農作業を共同でやっていくための運営組織だったが、今は、その役割も大きく変わった。とにかく高齢化が印象に残る、と話した。仕事をしていくうえで、どこに人生の目的を見出すのかはとても重要だ。言い換えると、どこにしあわせを感じていくのか、どんな暮らしを望むのか。
稲毛氏は、このところ毎年夏に行っている長期の農家研修。今年は福島県二本松市の武藤さんのところでお世話になった。作業をともにしながら、農家として人間としての考え方を学んだ。武藤さんは昨年来の困難な状況のなかで深くものごとを見、考えて乗り越えようとしている。
マツヤマは、311以降に変わってきた価値観について話した。先日の月刊「フローリスト」無料セミナーの話をしながら、花屋の役割、強みについて思うことを話した。
後半は、前半の「5分間スピーチ」から出てきた「キーワード」を取り上げてフリーに話していった。
● 花屋の楽しさってなんだろうか。
人に認められること、ほめて貰えること、感謝されることというのは、はたらくことの基盤になっていることに気づいた。一人のお客さんのまわりにたくさんの人がつながっている。
● 消費税の引き上げをどう見るか。どう対応するか。
かなり意見が割れた。「デフレの中の消費税引き上げはいままで経験したことのない苦難となる」という見方に対して、「消費税は悪いだけではない。まわりまわって生活者に還元される。国の財政が多少なりともよくなれば、消費マインドも変わる」
● 男が花屋にいるのは、とても恥ずかしい。まるでデパートの女性下着売り場に迷い込んだ気がする。
男の花贈りをバレンタインデーだけに限定せずに、一年中考えていくべき。初めて花を買う経験を上手に演出すべき。 草食系男子の入店率が上がってきている。多肉、ミニ観葉が人気。若い夫婦が毎週花を買いに来る。だんなさんが「今週のラッキーカラーは黄色らしいから黄色系で花束を」などと会話するようになってきた。。
● その他、季素編み研究会から「季素研究8月号」配布。二十四節気と旧暦の話。月読みプロジェクト。浮世絵の判じ絵と江戸庶民の楽しみ方について。
● 10月11日の「フラワートークナイトライブ2012」のお知らせ などなど
次回は10月24日水曜日に。いつもの場所、いつもの時間に!
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