DIF 花屋の草の根勉強会 ダイアローグ・イン・フラワー

2011年、4月20日から始まった、目的を持たない対話だけの花の勉強会です。主宰は東京・三鷹の花屋コクリコ・ガーデン店主 川口信也。毎月一度、水曜日の夜8時30分から10時30分、東京板橋市場の仲卸フラワーロードさんの前で行っています。参加は自由ですが、事前に連絡をいただいています。

2013年1月24日木曜日

第21回目のダイアローグインフラワー DIF21いたばし  花屋の草の根懇話会のおしらせ



第21回目は2013年2月20日(水)に開催いたします。

基本は第2水曜日ですが今回はマツヤマのオランダ出張などあり調整していだだきました。おみやげ話ありますので、よろしくお願いいたします。

時間20:30~22:30(終了は時間厳守でやっています。だらだらやりませんので安心を) 寒いので寒冷地仕様で! 

場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、5分間プレゼンテーション。「ボイス」の第一部、 第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。あなたの参加をずっと待っています。

他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

感性だけでなく「ことば」にする。言語化してみる。 たったの5分話すだけです。

ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

 草の根勉強会の定員は8名です。参加費は無料。

筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜です。毎月一度行っています)。

 花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。 仕事をがんばって終わらせて、かけつけてください。

 dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。


 【 フェイスブックでも参加を募っております 】

https://www.facebook.com/events/486729898040025/

第20回目のダイアローグ・イン・フラワー DIF20いたばしが行われました


平成25年1月16日水曜日、第20回目のDIFを行いました。板橋市場での懇話会ももうずいぶん回を重ねて来ました。

DIF20の参加者は、マツヤマ、川口、前回に引き続いての参加、7インチタブレットの有山さん、そして、初参加!のニューガーデン小宮祐毅さんの4名でした。体の弱いとめさんは雪で熱出してダウンです。板橋市場は根性を鍛えるのにちょうどいい気温でした。

● 第一部ボイス 5分間プレゼンテーション

マツヤマ:

小宮さんがいらしたので、自己紹介をアップデートしました。平野啓一郎の「分人」について話しました。「ほんとうの自分」探しはしない。人は、人と個別に関係をつくっている。多重人格、嘘の自分などというネガティブな考え方ではなく、すべての「分人」がワタシである、そういうふうに考えると、異質な価値観、異なる意見をもつ人達と一緒に考え何かを作っていくことができるし、困難なことがあっても「全人格を否定する」などということもない。ダイアローグでもワタシとあなたとの間にあたらしい分人をつくる楽しみがある。会話のコード・スイッチをも楽しもうと思う。

有山:

フラワーバレンタインのこころについて。自慢の7インチタブレットで、ユーストリーム動画を再生しながら話をしました。2011年4月の最初のフラバレ報告会で話をする佐分利氏のことばに耳を傾けました。(動画の9分50秒あたりから17分10秒まで)
http://www.ustream.tv/recorded/13944721

◎ 花の力プロジェクトのイベントの日程と内容が決まったということを教えてもらいました。

川口: 

自己紹介アップデート。年末年始の営業は、店舗の移転と家族だけでの営業に初めてチャレンジしたので大幅な売上ダウンとなったが想定内だった。むしろ年明けの仏関係、法事関係が忙しい。30年以上花の仕事をやってきたけど、今、接客が楽しいと思う。いろんなお客さんとひとりひとりお話をしながら商売をしている。
今、一番大事だなと思っているのは、昨年なくなった剣道の師が教えてくれた「己を知れ」という言葉。高校生の時に主将を任された自分には気負いがあった。主将だからキレイに勝とうとしていたのかもしれない。まったく勝てなくなった。そんなときに教えてもらったのが「己を知れ」だった。キレイに勝負する必要なんてない、自分らしくしぶとくやる。今、自分には何がないのかではなく、何があるのかを考える。自分の店の何坪かの売り場で精一杯の品ぞろえをしていかにお客さまを喜ばせるか。しぶとく、したたかに次の一手を考えてそれをやり続ける。

小宮: 

自己紹介。上板橋にあるお花屋さんの経営者。3代目。長男。大学卒業後、つくばの花博に感銘を受け、本格的に家業を手伝うようになり、今に至る。花の通信販売の事務局の仕事をうけおい全国を回った経験がある。昔は、もの日に一生懸命働けばなんとかやれていた。今は売り方も花の仕入れのことも難しいことが多い。同じような思いの花屋さんたちとの連携をずっと考えている。市場の人と生産者の栽培の現場を見に行くようになり、生産者の現状を理解、生販の連携もあらためて考えるようになった。ジレンマがある。こうした過程を踏まえて、インテグレイスという別会社を立ち上げ、生産者と花屋のグループづくりのために努力している。プラットフォームになる「花屋にいこう.com」というサイトを運用中。目的地、目標を明確にしてロードマップをつくりたい。


● 第二部シェア キーワードを決めて、フリートーク

「フラワーバレンタイン」から花業界の構造について考えた。旧約聖書の「カインとアベルの物語」のように兄弟がいがみ合っても何も生まれない。なぜ、こんなふうになっているのか(関心の温度差)、その構造について話した。日本サッカー協会の活動に大いに学ぶべきことがあるという仮説について話しました。

フラワーバレンタインが持っているメッセージ、目的について改めて考えた。それを1年間、どんな機会に配分できるか。青山フラワーマーケットが発行しているすばらしいパンフレットをテキストに意見交換をした。

プロモーションに投じるお金と人が用意できる企業と、小さなお花屋さんの取組み方法は、当然違っていて当たり前だ。小さい花屋、地域密着の花屋はどういう心構えでやっていけばいいかを話した。

川口さんたちのFFCNの活動の軌跡と小宮さんのインテグレイス設立の動機が非常に似ていることが理解できた。川口さんがFFCNの活動を最初から時間を追って説明した。板橋市場を経由しておこなった山形県新庄市の「はなまる」チームとのフェア(銀座山形プラザで2010年)について、まったく知らなかったというのは非常に残念だった。うまく接続する「ブリッジ」があったら、小宮さんともっと早く知り合え影響し合えたはずだ。

◎季素研究は、今月はなし。「基礎研究誌」は郵送で。

【 次回は、2月20日水曜日、フェイスブックでも参加を募っております 】

https://www.facebook.com/events/486729898040025/