DIF 花屋の草の根勉強会 ダイアローグ・イン・フラワー

2011年、4月20日から始まった、目的を持たない対話だけの花の勉強会です。主宰は東京・三鷹の花屋コクリコ・ガーデン店主 川口信也。毎月一度、水曜日の夜8時30分から10時30分、東京板橋市場の仲卸フラワーロードさんの前で行っています。参加は自由ですが、事前に連絡をいただいています。

2011年12月23日金曜日

メリークリスマス!そして、ハッピーニューイヤー!

メリークリスマス!今年もあとわすがです。僕らは、ここから一週間が勝負。がんばります。よいことも、ご褒美もなくても、学ぶこと、挑戦すべきことならたくさんあります。来年も、ここで、話しましょう!よいお年をお迎えください!

2011年12月20日火曜日

第9回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ 2012年最初のDIFです

【 第9回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ 】 


第9回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。


第9回目は2012年1月11日(水)に開催いたします。


時間20:30~22:30 場所板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場


いつものように、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、プレゼンテーション「ボイス」の第一部、


第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。


初めての参加者をいつも募集しています。他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。


花屋のスローラーニング たったの5分話すだけ。ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!


そうとう寒いので、暖かい格好を用意してきてください。


草の根勉強会の定員は8名です。参加費は無料。折りたたみのイスと筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜)。


花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。


dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。


【 フェイスブックでも参加を募っております 】
http://www.facebook.com/events/263512447038033/

第8回目のダイアローグインフラワーを開催しました

12月14日水曜日、第8回目のダイアローグインフラワーを開催しました。

2011年の最後のダイアローグインフラワー、参加者は、川口、マツヤマの2名でした。(かろうじて「ひとりごと」のつぶやき、「自習時間」にならなくてとってもラッキーでした。)

最初に5分間スピーチ、後半は、今年一年を振り返っていろいろな話をしました。

この一年、ひと言でいうと、満身創痍、「弁慶の立ち往生」というイメージでした。

失敗が多くて、なかなか得難い、非常によい経験をさせていただきました。よい一年だったと思います。

「今年やったこと」
「今年、やらなかったこと」

について、順に考えました。

FFCNで主催して行った「第3回フラワートークナイト」(1回目は2010年夏の末広町、2回目は10月の幕張、今年は3回目)についても感想を話しました。

花屋さんの日常と社会に向けての活動のバランスについて話しました。

個人店とスタッフのいるお店の経営ポイントの違いについて話しました。

日本の生産者の未来と花屋が協力できることについて話しました。

「プロジェクト」という方法について話しました。

学習と学習の目標設定の意味、成果の評価方法について話しました。

自由、権利および意志、それに付随する責任と義務、コミットメントすることの意味について話しました。

夢と現実について話しました。

子どものことについて話しました。

来年、やろうと思っていることを話しました。

2011年11月10日木曜日

第8回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ

【 第8回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ 】

第8回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。

第8回目は12月14日(水)に開催いたします。

時間20:30~22:30 場所板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

いつものように、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、プレゼンテーション「ボイス」の第一部、

第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

花屋のスローラーニング たったの5分話すだけ。ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

そうとう寒いので、暖かい格好を用意してきてください。

草の根勉強会の定員は8名です。参加費は無料。折りたたみのイスと筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜)。
花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。
dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。

【 フェイスブックでも参加を募っております 】
http://www.facebook.com/?ref=logo#!/event.php?eid=157120687720350

第7回ダイアローグインフラワーを開催しました

第7回めのダイアローグインフラワーを開催しました。参加者は4名でした。

参加者4名、みな花屋ばかりでしたので、集客に関する考え方の整理と様々なツールについて検討しました。

お客様とのコミュニケーションについて様々な発信の方法を話し合いました。店頭でできることはなにか、配達時にできることはなにか、もっとお客様にしてあげられることはないか。ヘビーユーザー、リピーター、新規顧客の別でやっていること。
Web、SNSを利用して、また、スマホで。お金をかけないアイデア、お金をかけるアイデアについて。

コミュニケーションに使える具体的なツールについて話し合いました。



シェアできるコンテンツを共同利用する活動を来年の立春をめどに始められるよう取り組むことにしました。

花を飾る、のではなく、使う、という考え方でとらえなおしてみました。

一輪の花について話しました。


お祝いの花、お供えの花、仕事のなかで、また、アフターフォローのことについて話しました。

お榊について話しました。

シクラメンについて話しました。

保守的・保護主義的にならずに、伝統を仕事に生かしていくにはどんなことに気をつければいいか話しました。 

花にかかわる人が心に持っている「満たされない思い」「喪失感」「コンプレックス」「コミュニケーション不安」「自信のなさ」を「花を間に置くことによって」変わっていくことについて話しました。また教育や成長といったことについて触れていきました。

花屋の社会的な役割をやさしいことばで表現すること、それを、具体的にどう行動に変えていくかを話しました。

「みんなのお花せんせい」を探す。

2011年10月27日木曜日

第7回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ

【 第7回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ 】

第7回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。

第7回目は11月9日(水)に開催いたします。

時間20:30~22:30 場所板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

いつものように、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、プレゼンテーション「ボイス」の第一部、

第二部は、第一部のプレゼンを受けて、その場でテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

初めての参加者をいつも募集しています。他人事ではなく、うわさ話でもなく、自分にとって今、大事なことについてぜひ話を聞かせてください。

花屋のスローラーニング たったの5分話すだけ。ここにいる人たちは、圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

そうとう寒いので、暖かい格好を用意してきてください。

草の根勉強会の定員は20名です。参加費は無料。折りたたみのイスと筆記用具だけ持参してください。毎月開催しています(基本は第2水曜日の夜)。
花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。
dialogueinflower●gmail.com (●を@に変えて) のメアド宛に参加申し込みするか、フェイスブックのイベントページを利用してください。 よろしくお願いいたします。

【 フェイスブックでも参加を募っております 】
http://www.facebook.com/event.php?eid=294390060579843

第6回めのダイアローグを開催しました

10月26日水曜日、第6回目のダイアローグを開催しました。参加者は6名でした。

初めての参加者2名を含めて、全員がお花屋さんでしたので、お花屋さんのマネジメントに関する話が中心となりました。

集客のために今、何をしているか。

お客様満足のためのサービスをどう考えていけばいいか。

若い人が花を使うための店頭でのアクション、ラッピングのことなど。

配送をどう対応しているか。配達を減らす、増やす。

土の処理などの細かな問題点と対応についてどう考えていけばいいか。

放射性物質のこと。

お花屋さんにとっての「アタリマエ」とは何か。

スタッフをどう育てるか。

「お花屋さん」についての自分なりのイメージを世間一般の人々に(社会)にどうプレゼンテーションしているか?

ビジネスと、自分のやりたいこととのバランスをどう取っているか。休みのこと。


来月は9日水曜日の夜に、また、同じ時間、同じ場所で開催します。

2011年10月16日日曜日

第6回ダイアローグインフラワー開催のお知らせ

第6回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。

第6回目は10月26日(水)に開催いたします。

時間20:30~22:30 場所板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

いつものように、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、「ボイス」の第一部、

第二部は、テーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

花屋のスローラーニング たったの5分話すだけ。圧倒的な集中力で、あなたの話をまるごと聞きます!

2011年9月29日木曜日

第5回目のダイアローグインフラワーを開催しました

4月に始まったダイアローグインフラワーは、9月28日水曜日の夜に第5回目を開催しました。

ダイアローグインフラワーの3S「Slow Small Spirit」というように、参加者3名の世界最小の勉強会となりました。

いつものように、5分間のボイスタイムと、そこで話されたイシューからさまざまに「問い」を取り出し「分け気」していくシェアの時間の2部構成でやりました。5回目なので、かなりノウハウが見えてきています。

「花屋の哲学、読み聞かせ」。スローリーディング。花の仕事を始めたころには、塊(かたまり)だったり、ぐるぐるにからまった毛糸玉のように思えた「花屋の仕事」が、20年もたつと、だんだんと表面の凹凸や糸のからまり具合が見えてきたような気がします。仕事が流れや塊ではなく、「点」で見えてくる。ダイアローグインフラワーは、「問い」を集め、磨くことでこの「点」についての感覚が自然とついてくることが分かってきました。

経営者は孤独です。いろんな怖さと一人で闘っています。だれかに答えを出してもらえたらどんなに楽なのかわかりませんが、どんなにえらい先生の話を聞いても、解決することはありません。

それがどんなに厳しく、遠い道のりであっても、自分で答えを出して前に進むほかありません。

ダイアローグインフラワーでの学びは、花屋さんにとっての「iPS細胞」のようなものをつくれたらいいなあと思います。参加者それぞれのイシュー(今考える最重要課題)に取り組む自分だけのヒントのようなものを見つける手助けになれば、ということです。

※他人が成功したアイデアを自分のしごとに取り入れようとしてもときに拒否反応や反作用が強く出る。「iPS細胞」は、免疫作用で拒否反応を起こさないことを目標に研究を進めて発見された細胞。

イノベーションは飛躍ですが、この飛躍は連続性の中からしか生まれ出てこないそうです。日々の地道な努力が積み重なる現場からしかイノベーションは起こせないのです。すべてのカギは現場にあります。


10年先にどうありたいか、ということはよく問いかけます。この問いには、グランドデザインが必要だということがわかります。そのグランドデザインを立てるためには、僕たち自身が自分に向き合って、答えを出すほかありません。

方法は、ただひとつ。たった5分でいい。一生懸命考えて、「話すこと」です。難しい勉強など必要ありません。

僕たちは、今、非常に地味でスローなやりかたですが、このダイアローグの方法を追求しています。

10月13日木曜日はFFCNのほうで、幕張草の根交流会を開催します。こちらは、出会いの場です。DIFは、これを補うような「しゃべり場」として企画・設定しています(FFCNとは別に川口信也が主宰する会です)。



次回、第6回のダイアローグインフラワーは、10月26日水曜日の夜に、板橋市場のフラワーロードさんの店頭広場にて行う予定です。

2011年8月30日火曜日

第5回 ダイアローグインフラワー開催のおしらせ

第5回ダイアローグインフラワー開催のおしらせ

第5回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。

第5回目は9月28日(水)に開催いたします。

時間 20:30~22:30 場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場

いつものように、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、「ボイス」の第一部、

第二部は、テーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。

10月13日(木)に、私たちが参加するFFCN(四方よしでがんばる 花屋さんと生産者らのグループ)主催の フラワートークナイトライブ 草の根交流会2011があります。まだ、場所が決まっていないのですが、DIFでもお知らせしていくことになると思います。よろしくおねがいします。

2011年7月21日木曜日

第4回目のダイアローグ・イン・フラワーが行われました

7月20日、第4回目のダイアローグ・イン・フラワー花屋の草の根勉強会が行われました。

今回は参加者6名。

それぞれが、今、もっとも重要だと考える「イシュー(自分にとって命懸けで取り組みべき最優先課題)」について5分間ずつきっちり話し、聞きました。

いつも思うのですが、新鮮な発見があります。寄せ植えの実物を持ってきてくれた方がいて、これが、とても変わったコンセプトで作られたもので非常に興味深いものがありました。継続して勉強していきます。

後半は、前半の話のなかから川口氏がトピックスを取り上げながら意見交換をしていきました。

川口さんは、こんな風に話しました。

僕らは今「花屋とはなにか?」「お客様が求めているのは何か?」そしてそれが見つかったら、それに向けて「何をすべきか?」ということを、深く真剣に考える時にきているのだと思う。

一部の人たちを除き、多くの小さな花屋さんは経営的にいま苦しんでいると思う。うちだって例外ではない。みんな真面目に働いているのになんで好転しないのか? やはり根本的なところを変えていかないとならないんじゃないか。

変わるということは何かを捨てる覚悟も必要になってくる。しばらくはいばらの道が続きそうだが、3年後には笑っていられるようにしたいなと思う。


昨夜はさまざまなことを話しましたが、大きな「問い」として見えるのは、

「きみは、今、ほんとうに、何がしたいのか」
「今、真剣にやりたいと思うことにむけて、きみは、どんな姿勢で生きているのか」

ということです。

「お客様は何を求めて花屋に足を運んでくれるのか?」

「私たちはその思いにこたえる商品やコミュニケーションを用意しているのか?」

「自分のお店のお客様のうちで、この地域に住んで、一緒に年を重ねていきたいと思えるお客様が何人いますか」という問いも見えてきました。

私たちは、限られた資源(リソース)しか持ち合わせていません。技術のある従業員を新しく雇うこともできませんし、もっと便利で売れるところに出店しようということもできません。今、ここにあるお店と自分が頼りです。このお店がある地域と今、足を運んでくださっているお客様が頼りです。これから新たに来てくださるであろうお客様、花の楽しみを見つけ始める子どもたちが希望です。川口氏はそんな話をしました。

震災以後どんなふうに社会が変わり、これから人々の暮らしが変化していくのか、という話はずっと続けてきています。

日々の何気ない毎日がどれほどたいせつなものなのか。松浦弥太郎さんたちがいつも言う「ていねいに暮らしていく」、ということはいったいどういうことなのか?お花屋さんの役割はどう変化していくのか。

節電で気付いた「ほんとうに大切なこと」はなんなのか。

私たち花屋の仕事は、自然や日本人が長い歴史を通じて大切にしてきた文化と密接につながっています。



ダイアローグ・イン・フラワーは、一回ごとの読み切り小説みたいなものです。

その時々の参加者で内容ががらりと変わります。

それがとても刺激的な勉強会だと思っています。

2011年7月17日日曜日

第4回ダイアローグインフラワー開催のおしらせ

第4回目のダイアローグインフラワーDIF 花屋の草の根勉強会のおしらせです。


第4回目は7月20日(水)に開催いたします。


時間 20:30~22:30
場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場


いつものように、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと聞き、話す、「ボイス」の第一部、


第二部のテーマを決めて話す、聞く「シェア」の二部構成でやります。


ちょっと、今、新しいアイデアをあたためています。その話ができればと思います。


参加は自由ですが、事前に連絡をいただいています。
連絡先は dialogueinflower●gmail.com(●を@に変えて送ってください)

2011年6月9日木曜日

第3回目のダイアローグ・イン・フラワーを行いました

2011年6月8日水曜日、第3回目のダイアローグ・イン・フラワーを開催しました。

一人一人がいま、思っていることを話す第一部ボイス。

その日、その時に決めたテーマでアイデアをシェアする第二部。

よろこびや不安、小さな心の動きを静かに取り出してみんなでながめながら、

花の仕事を深めています。

この日の朝、コテージガーデン川口氏の家族にかわいい女の子が一人加わりました。

新しい命を迎えて、子どもたちが大きくなったときにはずかしくない仕事をしていこうと約束しました。

2011年5月19日木曜日

第2回めのダイアローグインフラワーの記録

5月18日水曜日、第2回目のダイアローグインフラワーが行われました。

参加者は5名。母の日を終えて、何を感じたか、花屋としてこれからどんなふうに進んでいくかという話を中心にあれこれ話しました。

次回は、来月6月8日水曜日を予定しています。

場所はいつものように、板橋市場の仲卸フラワーロードさんの前になります。

メールで事前にご連絡ください。

2011年5月16日月曜日

第2回 DIF 花屋の草の根対話会開催のご案内



みなさん、母の日は大変お疲れ様でした。

さて、5月の第2回DIF 草の根対話会ですが、
予定通り5月18日(水)に開催いたします。



時間 20:30~22:30
場所 板橋市場花き部仲卸フラワーロードさん店頭広場


前回同様、ひとりひとりの持ち時間を決めてしっかりと話し、また、聞く「ボイス・アワー」の第一部、


第二部のテーマを決めて話す、聞く「シェア・アワー」の二部構成でやります。


たいへんな状況の中で迎えた今年の母の日。


私達花屋のしごとの意味について感じたことなどの話も出てくると思います。


今、自分にとって何が切実な問題なのか問いを考え、未来に向けての目標を具体的に考えていくきっかけになればいいと思っています。


それでは18日にお会いしましょう!




川口信也




ダイアローグインフラワー 花屋の草の根勉強会 主宰は東京・三鷹の花屋コテージガーデン店主 川口信也。


毎月一度、水曜日の夜8時30分から10時30分、東京板橋市場の仲卸フラワーロードさんの前で行っています。


参加は自由ですが、事前に連絡をいただいています。
連絡先は dialogueinflower●gmail.com(●を@に変えて送ってください)

2011年5月10日火曜日

第1回めのダイアローグインフラワーの記録

花屋

「世の中の変化は長い時間をかけてゆっくりと変わるのかと思っていたが、震災を経験して、がらりと変わるのだと気づいた。」
「私たち花屋は社会とどう関わっていけるのか」「社会が私たちの何を求めているのか」


生産者

「昨夏は、暑さがひどくて年末の出荷まで響いた。3月に取り戻せるかと思った時に震災にあった。約3割の売り上げ減で終わった。来年は自分の取り組み方もがらりと変わる気がする。」
「今年も13が過ぎ、秋からまた花を販売していかなくてはならない。ヒントを考えていきたい。」


生産者

「震災後、動揺している。モチベーションが上がったり下がったりを繰り返した。」
「生きていくためにはほかの作物も作らねばならないか、と思うこともあった。ただ、野菜を作ってやっていけるのかと考えると、正直よくわからない。やめるひともいる。ほかの作物に切り替えていく人もいるだろう。」
「考えてもキリがない。植物に触れていると、不思議といろんな考えから離れて、楽しい気持ちになってくる。仕事は好きだ。」

花屋

「花に関わりだして20年、店を始めてから6年になる。スタッフもいる。今とても充実している。スタッフと共に勉強会などにも参加し始めた。」「震災後少し落ち込んだけど、4月になって売れ始め、3月の落ち込みを挽回しつつある。ずれ込んだだけではないか。」
「一昔前は、置いて置けば売れた、という状況があった。仕入れて売る、の繰り返し。ほかにあまり考えることがなかったかもしれない。」
「生産者のこととか、知らなかった。市場も閉鎖的だ。最近になって生産者のところに行ったりして、今、自分を変えていこうとしている。」
「変わっていきたい。ほかの人の考え方も知りたい。」


花屋

「店を開けて10年になる。56年目くらいまでは考えなくても売れた。お客様もたくさん来てくれていた。二店舗目を出したり、スタッフを増やしたり。」
「住宅地の立地で、お年寄りが多く来店してくれていた。二世帯住宅で、子どもの家族と一緒にひいきにしてくれていたが、親世代が年を取り、だんだんと来店が減ると子ども世代にはつながらなかった。売り上げは下がってきている。」
「そこでさまざまな手を打ってやってきた。店を充実させていくことと、自分が外に出ていくこととのジレンマがある。自分の理想としていた店づくりができているだろうか。」

仲卸

「はじめは花の小売りを経験した。使うことを学ぶ日々だった。花の色合いとか品種、使い方に関心が行っていて、どこの産地かなどということは二の次だった。そのあとで、仲卸のしごとにつくのだが、そこで初めて視点が変わった。産地、生産者によって大きな違いがあることを知った。」
「仲卸として、産地・生産者の情報をひきだしに入れていなければならないと思った。生産者と知り合い、やがて彼らの情熱を感じるようになった。」
「川上から川下へ、ストーリーのある花の売り方が求められているような気がする。いままで何となく売れていた、というところから、何のために花を売っているかを考えながら仕事をするようになってきた。」
「今、こんなときだから、癒される。そういう花のもっている魅力を消費者に伝えていきたい。」
「癒しに始まって、花は飾る習慣がつくとないと寂しくなる。仏花でもいい。定番の花だけでなく、仏花もいろんな花を使っていいと思う人が増えている。花屋さんにもいろんな花を使ってほしい。」


仲卸

「ブライダルから小売り、仲卸を経験してきた。花の仕事もいろいろだと思う。スタッフの立場や経営者の立場、それぞれの味方で考える。」
「今は、震災の影響で、少し、気持ちが止まっているような感じ」

仲卸
「今、鉢物を担当している。とても楽しいと思う。」
「もともと、花に興味があったわけではなく、植物に水をあげなければ枯れるということも知らなかった。気温の変化でだめになることもある。愛情が必要なんだと学んだ。」
「最初のころは、先輩と二人で先取りなどたたきあげられた。今はセリにも出ているが、お客さんの目はきびしいと思う。中途半端な仕入れはやはり買ってもらえない。お客様に育ててもらっていると思う。」
「今年は母の日の注文が少ない。例年の13にも届かない。」「うちは頑張るよって言ってくれるお客さんが今はまだ少ない。」(420日現在)


花屋をめざす中学生


「花が好きです。自分のうちが花屋なんだけど、みんなが店の前を通るときに見ていってくれる。花をよく見てくれるのは、子どもやお年寄りが多い。若い人は素通りする。ぼくは、『花を見るだけでも気軽に入れるお店』をやってみたい。」

フラワーデザイナー
「今、中二の息子と遊ぶのが楽しい。ギターを弾いたりしている。子どもは普段は帰ってくるとビデオを見たり、宿題をしたり、夜にギターを弾いたりしている。」
「花の見方を教える訳でもないが、何も言わなくてもよく見ている。とても素直な花の見方をしていて教えられることが多い。「らしいね」「おもしろいね」「好き」とか、感想を行ってもらえることで伝わることがある。「いいね!」で伝わることがある。」
「この花なんだっけ、という言葉が話のきっかけになっていたりする。」「花をきれいと思うあなたの心がきれいだと言ってきたけど、花の力は、受け取り手の心の持ちようが大切なんだと思う。被災地にも実際に出かけた。感じる心を引き出すことができたらと思う。平常心でいられないと花を見ても喜びをなかなか感じられないのかもしれない。」「本当のプロフェッショナルは、花のストーリーや生産者のこだわりなどといったものに頼ることなく、人々を引き込める力のある人のことをいう。扱っている自分自身が感動したことを自分の言葉で語れる人のことをいう。」


花屋

「このごろ仏教について関心を持っている。ブッダがなくなるときに弟子たちに残した言葉に『自灯明、法灯明』ということばがある。自分の明かりで自分の道を照らせ、真実の言葉で道を照らせ、という意味。いろんな人と知恵を分け合いながら、最後は自分の判断と行動で生きていく覚悟がいると思う。」
「震災でたくさんの人がなくなって無常観にとりつかれた。岡田斗司夫さんの評価経済社会という本を紹介する。この本の半分は文明論。堺屋太一さんの人間のやさしい情知ということを書いている。【どんな時代でも人間は、豊かなものをたくさん使うことは格好よく、不足しているものを大切にすることは美しい、と感じる】という言葉。時代は、今、変わり目にあり、社会は少ないものを大切に使うように舵を切っていくのだと思う。」


花屋

16年目。鉢物を中心に扱っている。親の代は盆栽を扱っていた。自分は専門学校に行き、20歳のころ都内の別な花屋で3年修業をして実家を継いだ。昔は生産者のことも知らなかった。みんなに教えてもらった。今は父母のことやスタッフのことなどいろいろ考えることも増えてきた。もう少し自分が店にいる時間を増やしていきたいと思っている。」


生産者

「高校を卒業して親の花づくりを継いだ。早い時期に花をやることを決めていたので、やりたくてついた仕事。楽しみにしていた。もう24年になる。本来は道しるべとなるべきなのかもしれないがそんなふうになれないでいる。今日は、今自分がつくっている花の原種を鉢で持ってきたから、みてもらいたい。104日に交配をして、今、種になろうとしている。これから3年から4年して最初の花が見られるだろう。」
「私たちがつくっている花は、何十回も交配を繰り返してつくられたものだ。100年前から先輩たちが交配してきた。こんなふうに見ている花には背負ってきた歴史がある。先祖代々引き継がれてきたもの。それがあって自分がしごとできている。生かされているんだと思う。つながっているのだと思う。」
「なのに、今の農業の現状を考えると惨憺たる思いがする。平均年齢は67.8歳、あと10年たつと78歳・・・農業は衰退していく。平均年収は120万円から130万円・・・。農業は、私たちが生きるために大切な産業であるはずなのに。『たいへんだから、やめろ』と親の世代の人たちは子どもたちにそう話してきた。なぜ、そうなったのかと思う・・・生産者にも責任があるんだ。」
「震災があった。テレビでショックな映像を延々と見てしまった。仕事をしながら、どうしても見ずにはいられなかった。すごくショックだった。情報を取りすぎたのかもしれない。何が信用できるのかと思った。」
「花と接しているとそういうことを忘れている自分がいる。長い歴史の1ページなのかもしれない。開き直るしかないと思う。」


花屋

「お店を15年やってきた。今、たいへんな時だけれど、なるようにしかならないと思う。自分の敬愛する先輩がいる。小学生の息子さんをがんで亡くされた経験を持つ方でそのかたが『なるようにしかならない』、と話す。それを思い出している。今の状況をただ、うけとめている。さっきの仏教の話を聞いて、「ネイティブアメリカンの言葉」というものを思い出したりした。被災した旭に行ってくる。写真で見た地割れや段差のついた圃場をこの目で見てくる。仕入れをしていこうと思う。」
「景気が悪いというが、お金がどこかちがうところで使われているだけ、日本は悪くなっていない。母の日にはみんなお金を使うと思う。彼岸もなんだかんだいってそれほど悪くなかった。4月に盛り返している。暮れもなんとかなるだろう。(注:母の日は、実際予想通りになりました)


花屋

「昨年の8月に主人が亡くなり、いろいろ考えた末、『高校生の息子がおとうさんの後を継いでやってみたいからお母さん、あと10年がんばって』という声をはげみにがんばっている。市場での仕入れもやったことがなかったが、周りの花屋さんにいろいろ教えてもらいながら仕入れをしている。お客様も応援してくれていてほんとうにありがたい。」(注:もっといろいろなお話をしていただいたのですが、ここでは書きません)




2部 震災の影響はどんなふうにあらわれたか。 私たちのしごとは、これからどうなるか?

3月の一番の需要期に相場が暴落し、生産者の花をできるだけ買ったが、むなしい思いをした。悲しいできごとだった。
・ガソリンがなくなったのが痛かった。お墓参りに行けなかった。その分4月にお墓参りした人が多かった。
3月は落ち込んだが、4月に需要がもどってきた。切花、鉢物ともによく売れた。
・母の日の予約状況は非常に悪い。市場も仲卸にも注文が入らない(注:連休に入る直前に受注が急に伸びて、結果としては高い相場のまま終わった)
・震災後に、募金活動をしたり、チャリティフラワーを販売したりした。今後も息の長い活動を続けたい。
・いろんな視点、情報があるべき。そしていろんな活動があるべき。

最後に、かねとういさおさんから、「花の力プロジェクト」についての話を聞いた。石巻にレン・オークメイドさんと一緒に行って、避難所に花を届け、デモンストレーションを行った。花は、それを受け取る人の心の持ちようがとても重要だと知ったという話が印象的だった。(注:その後、かねとういさおさんは花の力プロジェクトの代表に選出され、夏にイベントを計画中)

2011年4月21日木曜日

第1回 ダイアローグインフラワー草の根勉強会を開催しました

4月20日水曜日、午後8時30分から午後10時40分まで 板橋市場の仲卸フラワーロードさんの店頭広場にて「第一回ダイアローグインフラワー 草の根勉強会」を開催しました。

15名のフェローが参加。初めてのダイアローグをみんなでつくりあげました。

約2時間、休憩なしの、静かに語り合う会となりました。

非常に手ごたえを感じた2時間でした。

昨日参加されたフェローのみなさん、ぜひ、感想を下記までお知らせください。

次回以降の参考とさせていただきます。

また、お時間が都合つけば、ぜひ、参加していただければうれしいです。

dialogueinflower●gmail.com  ダイアログインフラワーアットマークジーメールドットコム


(詳細は後で付け加える予定)

次回は、5月の第3水曜日(5月18日)の夜を予定しています。

メールアドレスは、dialogueinflower●gmail.com あてにお願いします。

持ち物は、折りたたみ椅子、黒マジックペン、A4のコピー用紙数枚、筆記用具です。

2011年4月19日火曜日

2011年4月20日水曜日午後8時30分から 新しいページを開きます

 板橋市場内の仲卸フラワーロードさんにご協力いただき、フラワーロードさん前にて草の根勉強会をはじめます。

第1回目は4月20日(水)PM8:30~10:30

今回の草の根勉強会はFFCN主催ではなく、FFCN代表川口信也の主催する勉強会になります。

FFCNのメンバーも参加します。



東日本大震災から1ヶ月。

僕らの暮らしも大きく変わろうとしてます。

これから僕らは、僕らの取り組まなければならない問題を明らかにしていかなければなりません。

だからこの勉強会ではみんなで集まって話すことから始めようと思います。

いまは何もできなくったっていいんです。

僕らは僕らの問いを立てることから始めなければならない。

僕らは花屋として、花の生産者として、どう社会と関わっていくのか。

みんなで話すことから始めたいと思います。

そういう意味からいえば、これは勉強会というより、おはなし会なのかもしれません。

おはなし会ではディスカッションはしません。

議論して勝ち負けなんか決めません。

みんなが話してみんなが聞く。

そうやって僕らの問いを見つけていきたいと思います。

問いが見つかったら、あとはその問いに対する答えを見つけるだけです。

でもきっとすぐに答えは見つからないと思います。

だけれど、まずはみんなで集まってみんなで話をしましょ。

ひとりでがんばりすぎないで。

大丈夫。いま厳しくても、きっと明るい未来は見えてきます。



FFCN代表 川口信也

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草の根勉強会の定員は20名です。

参加費は無料。

折りたたみのイスとサインペンだけ持参してください。

毎月開催していく予定です。

花屋さんでも花の生産者さんでもアルバイトの人でもどなたでも参加できます。

dialogueinflower●gmail.com のメアド宛に参加申し込みをしてください。

よろしくお願いいたします。