4月に始まったダイアローグインフラワーは、9月28日水曜日の夜に第5回目を開催しました。
ダイアローグインフラワーの3S「Slow Small Spirit」というように、参加者3名の世界最小の勉強会となりました。
いつものように、5分間のボイスタイムと、そこで話されたイシューからさまざまに「問い」を取り出し「分け気」していくシェアの時間の2部構成でやりました。5回目なので、かなりノウハウが見えてきています。
「花屋の哲学、読み聞かせ」。スローリーディング。花の仕事を始めたころには、塊(かたまり)だったり、ぐるぐるにからまった毛糸玉のように思えた「花屋の仕事」が、20年もたつと、だんだんと表面の凹凸や糸のからまり具合が見えてきたような気がします。仕事が流れや塊ではなく、「点」で見えてくる。ダイアローグインフラワーは、「問い」を集め、磨くことでこの「点」についての感覚が自然とついてくることが分かってきました。
経営者は孤独です。いろんな怖さと一人で闘っています。だれかに答えを出してもらえたらどんなに楽なのかわかりませんが、どんなにえらい先生の話を聞いても、解決することはありません。
それがどんなに厳しく、遠い道のりであっても、自分で答えを出して前に進むほかありません。
ダイアローグインフラワーでの学びは、花屋さんにとっての「iPS細胞」のようなものをつくれたらいいなあと思います。参加者それぞれのイシュー(今考える最重要課題)に取り組む自分だけのヒントのようなものを見つける手助けになれば、ということです。
※他人が成功したアイデアを自分のしごとに取り入れようとしてもときに拒否反応や反作用が強く出る。「iPS細胞」は、免疫作用で拒否反応を起こさないことを目標に研究を進めて発見された細胞。
イノベーションは飛躍ですが、この飛躍は連続性の中からしか生まれ出てこないそうです。日々の地道な努力が積み重なる現場からしかイノベーションは起こせないのです。すべてのカギは現場にあります。
10年先にどうありたいか、ということはよく問いかけます。この問いには、グランドデザインが必要だということがわかります。そのグランドデザインを立てるためには、僕たち自身が自分に向き合って、答えを出すほかありません。
方法は、ただひとつ。たった5分でいい。一生懸命考えて、「話すこと」です。難しい勉強など必要ありません。
僕たちは、今、非常に地味でスローなやりかたですが、このダイアローグの方法を追求しています。
10月13日木曜日はFFCNのほうで、幕張草の根交流会を開催します。こちらは、出会いの場です。DIFは、これを補うような「しゃべり場」として企画・設定しています(FFCNとは別に川口信也が主宰する会です)。
次回、第6回のダイアローグインフラワーは、10月26日水曜日の夜に、板橋市場のフラワーロードさんの店頭広場にて行う予定です。
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