DIF 花屋の草の根勉強会 ダイアローグ・イン・フラワー

2011年、4月20日から始まった、目的を持たない対話だけの花の勉強会です。主宰は東京・三鷹の花屋コクリコ・ガーデン店主 川口信也。毎月一度、水曜日の夜8時30分から10時30分、東京板橋市場の仲卸フラワーロードさんの前で行っています。参加は自由ですが、事前に連絡をいただいています。

2012年10月30日火曜日

第17回目のダイアローグ・イン・フラワーいたばしが行われました


第17回目のダイアローグ・インフラワーいたばしが10月24日日水曜日の夜、いつものように行われました。10月は、幕張でのIFEX、フラワートークナイトなどがあり、24日の開催となりました。

川口、稲毛、マツヤマのほかに、今回も、栃木県上三川(かみのかわ)からスイートピー生産者の角田盛一さんと、群馬県藤岡市の切り花シンビジューム生産者の関根洋一さんが来てくれました。


第1部 ボイス

マツヤマ:
人間の進化の歴史と脳の発達、消費行動と脳内物質の関係についてざっと話をしました。

川口:
店を新しい場所に移転して、地域のコミュニティのようすや店の今について話をしました。

角田さん:
農家のモチベーションについて話をされました

関根さん:
ここ数年の夏の暑さ、秋の高温をうけて生産に努力していることを話されました。

稲毛:
仕入れと品ぞろえについて話をしました


第2部 シェア

● IFEXの専門セミナーで聞いた話をまとめてマツヤマが話しました。小さなお店がどのように売上げをV治回復したのか、船井総研の光田先生のお話しをまとめてシェアしました。

● 先の話から「ポイントカード」の利用法についてその要点を話し合いました。川口さんが実践しているとてもスマートなアイデアがあることが分かりました。ポイントカードというより、ずばり、スタンプカードの使い方、という内容でした。

● IFEXの際に行われた「フラワートークナイト」の感想をそれぞれ話しました。また来年のぜひやっていただきたい会です。

● 「季素編み研究会」から「季素研究10月号」を配布し10月、神無月にまつわるトピックスについて少し話をしました。

● 次回は、11月28日に同じ場所、同じ時間で開催することになりました。


【 補足 】 書き残していたことをメモします (11月6日)


● 川口  

  三鷹市のなかで店を移った。三鷹はサラリーマンが多く住む都市だが、コミュニティの性格は、以前と今の場所では大きく違う。今度の場所には土地に根付いたつきあいがある。高齢者も多い。コミュニティ、隣人付き合いには、求心力と遠心力が両方はたらく。(つながりたい気持ちとめんどうだと思う気持ち)

  花屋として地域のひとびとのつながりをつくれるようになりたい。そのためにきっかけになるようなことはどんなことがあるだろうか?それを考えている。「試飾」というアイデアがあることを聞いた。やってみようかと思っている。

● 稲毛

 市場には、それぞれに性格と違いがあることがわかった。使い勝手がわかってきた。仕入れをもっと考えていきたい。

市場の相対でも面白い仕組みを持っている市場がある。「在宅せり」の利用も積極的にやっていきたい。 


● 角田

土地にはそこで暮らしている人にしかわからないような気候分布がある。(「微気候」っていうやつか)宇都宮から小山の間が気温が低いが、上三川地域はそれよりさらに2度ほど低くなる。冬場、夜はマイナス10度まで下がることがある。寒暖の差があってそれを花づくりに上手に生かしたい。

とにかく、夏の暑さ、残暑の厳しさが数年続くようになってきていて温暖化を感じる。去年と同じことをしない。毎年、何かしら施設への投資も含めて暑さ対策、よい花をつくるための対策を考えていこうと思っている。今年から種まき時期(夏場)に遮光ネットを張った。


● 関根

夏の暑さが増していることに同感。残暑もひどい。夜温が下がらないと(シンビジウムの)花が咲いても、収穫後、水を吸い上げない。毎年苦労している。長野にある種苗会社の試験場でも夏の暑さでだいぶ問題が出たという。これからよくなると思えない。注意が必要だ。(関根さんのところも関東だが、冬場はマイナス8度、9度まで下がる夜がある。)

施設の温度は上げる方法はいろいろあるが、下げる方がたいへん。台風も心配だし、最近は「爆弾低気圧」「竜巻」も悩まされている。













0 件のコメント:

コメントを投稿