第13回目のダイアローグ・インフラワー板橋市場が5月23日日水曜日の夜、いつものように行われました。
今回は、稲毛さんが仕事の都合で参加できず、川口さん、マツヤマの2名の参加で、恒例となりました対談の形式になりました。
例によって5分間スピーチ、「自己紹介のアップデート」からスタート。今、直面していること、困難や喜びについて話をしました。
川口さんは、お母さんの介護のこと、お店のことなどを話し、マツヤマは、「非社会性の心理学」から思うことを話しました。
川口さんは、自分が店を始めてから3年目にJFTD花キューピットに加盟してから十七年ぶりに今年退会し、久しぶりに自分のお店の注文だけの母の日を経験しました。大きな変化の中にいます。
そんななかで、「生業(なりわい)」としての生花店のしごとについて色々考えたそうです。
中根東里という江戸中期の陽明学者のこんなことばをそらんじてみせてくれました。
「きこりは山にとり、漁夫は海に浮かぶ。 人、各々の業を楽しむべし。」
○ 介護の現場 求められる花や緑をどんなふうに持ち込むか
○ 多店舗展開の花ビジネス、小売りのシステムと個人店がその土地で長く店を続けていくことの意味あいの違いについてどう考えているか。
○ 生業(なりわい)を楽しむとはどういうことなのか
○ 中根東里の陽明学がいう「知行合一(ちぎょうごういつ)」ということについて
○ 花屋の「当たり前」ってどういうことか
○ 品質保持剤をあえて使わないことで、花と向き合う人の心にどんな情感がうまれるか
○ ここ数年間のFFCNの活動を振り返って、どんなメッセージが心に残ったか。
○ 花を供える。仏壇やお墓で。 花は「あなたのことをずっと私は忘れません」「あなたのことを思い出す」「あなたと共に生きている」ということを表わすものなんだと思うと川口さん。
○ 加藤諦三さんのいう「非社会性」の根っこにあるものはなんだろうか
○ 「非社会性」に対して植物ができることはなんだろうか
○「レディメイド」ではなく、ひとりひとり、ひとつひとつ。力を与えたり、ミラクルを起こしたりすることをこころに誓うなら何をすべきか。
※レディメイドの花、レディメイドの接客、ゲームみたいな花屋のサービス、システムで行われる対応・・・こうした商品やサービスで人は勇気づけられたり、元気をもらえたりするんだろうか。もっと花が生かされる方法が、個人店ではできるのではないか。
○ ソーシャル・ラーニングの可能性と注意したいこと 「生意気にならないように」
○ スマホのアプリ、電子書籍の利用について(川口さんとマツヤマはまったく同じ機種を使っています)
最後に、季素編み研究会の活動として、月刊季素研究5月号を読み合わせし、いくつかの話をした。
山形在住の軽部氏からは20ほどの季素を提出してもらっている。
川口さんは、麦秋ということばを取り上げた。その後22時30分少し前に終了、解散した。
※ 次回は、6月第2水曜日の夜、すなわち6月13日水曜日の夜に第14回目のDIFを行うことになっています。
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